SONY VAIO Tap 20というオール・インタイプのPCを持っている。
発売から5年以上。ハードディスクの調子が悪い。ときどきPCが固まる。そしてチェックディスク*1が開始5%から進まない。
修理に出そうかとも思ったが時間が掛かるし、5万円近くかかるという。
手元にSSDがあったので換装してみることにした。Webで調べると体験談を書いているブログも豊富にある。
Windows 10のクリーンインストール
別のPCでWindows 10のクリーンインストールを実施したときはうまくいったので、まずはWindows 10をクリーンインストールしてみた。しかし、VAIOのデバイスドライバーがすべて入らない。また、SONYはドライバーを単体であまり公開していない。このメーカーはサポート情報はそこそこ充実しているが、本当に欲しいものがあまり見当たらない。一方で、VAIO Care、VAIO Updateという重たいソフトウェアがPC起動時のパワーを奪う。クリーンインストールでデバイスドライバーがすべて入らなかったところから悪口に話がずれてしまったが、SONYの指定する方法でリカバリーするのが一番だと再認識した。
WIndows 10を消してみる
Windows 10をインストールしたときに使ったインストールメディアで起動し、Windows 10がインストールされたときにできたパーティションをすべて削除して再挑戦。VAIO Careの起動には成功したが、実際にリカバリーを開始しようとするとハードディスクのエラーを示すメッセージが出て異常停止してしまった。
データ消去してみる
リカバリーディスクで起動した後できることはほとんどない。BIOSの設定を変えるか、ハードディスク内のデータ消去程度である。純正ではないSSDがBIOSの設定と合わないのかもしれないと思い、いくつか設定を変えてみても変わらなかった。そこで、SSDのパーティションを操作したのがWindows 10のツールだったので、Windows 8ベースのリカバリーツールでは何らかの不具合があるのではないかと思い、ディスク消去ツールでデータ上書きを行ってみることにした。
そしたらうまくいった。
リカバリーに時間がかかりすぎ
リカバリーディスクは、Windows以外にも様々なドライバーやツールを入れるためにとても時間がかかる。Android端末の引っ越しがとてもシンプルかつ短時間になっている。Microsoftは時短の努力を続けているが、ベンダーのソフトウェアが変わらないとますますPC離れは進むだろう。
リカバリーディスクではWindows 8が入るので、それにVAIO UpdateとWindows Updateを経てWindows 8.1にあげて、さらにWindows 10にあげてから再度Windows UpdateとVAIO Update。VAIO Updateを開くと、VAIO TV with nasneを入れることができるが、インストーラーを一からダウンロードしているはずなのに、さらにUpdateが発生する。どういうモジュール管理になっているのだろうか。
リカバリー結果
差分更新の連続で、74.1GB程度使ってしまっている。OSと純正ソフトだけで70GB超え。Officeは含んでいない。明らかに費消しすぎである。ディスククリーンアップを起動してみたところ、配信の最適化ファイルの欄に1.64GBとある。そして「以前のWindowsファイル」が21.1GB。たぶん戻すことはないので全部削除だな。
ちなみに2018年10月現在、クリーンインストールはその半分以下の容量でできる。