Windows 10を予約

Windows 10を予約した。
Windows 10 Insider Previewが入っていたパソコンにWindows 7クリーンインストールし、Windows Updateをたくさん適用したが、「Windows 10を入手する」のアイコンがなかなか現れなかった。英語では「Get Windows 10」と呼ばれているアプリケーションが起動していないのだ。
催促を無効にするための方法はいろいろな人がWebに投稿しているが、催促されたいのにされなくて困っている人はあまりいないようだった。
インストールしたてなので、ライセンス認証が終わっていなかったことに気づいたが、オンライン認証が終わっても現れなかった。
Microsoftのサイトで調べると、まずはhttps://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-10-faqに誘導される。ここはFAQで、要はあなたのパソコンは企業で管理されているパソコンか、スペックが低いんじゃないですか、と初心者をなだめるような回答が来るのだが、Insider Previewをしていた家庭用マシンでその両者はあてはまらなかった。
とても探し疲れたが、わたしの場合は、http://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/windows_10-win_upgrade/windows-10/e4aa4cb1-5119-4638-81ce-e41eacfa57ecが効いた。
以下のコマンドをテキストに記述し、バッチとして実行する。管理者権限で実行する。

chcp 437
REG QUERY "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\AppCompatFlags\UpgradeExperienceIndicators" /v UpgEx | findstr UpgEx

if "%errorlevel%" == "0" GOTO RunGWX

reg add "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\AppCompatFlags\Appraiser" /v UtcOnetimeSend /t REG_DWORD /d 1 /f

schtasks /run /TN "\Microsoft\Windows\Application Experience\Microsoft Compatibility Appraiser"

:CompatCheckRunning

schtasks /query /TN "\Microsoft\Windows\Application Experience\Microsoft Compatibility Appraiser"

Powershell -Command "Get-ScheduledTask -TaskName 'Microsoft Compatibility Appraiser' -TaskPath '\Microsoft\Windows\Application Experience\'" | Find "Ready"

if NOT "%errorlevel%" == "0" ping localhost >nul &goto :CompatCheckRunning

:RunGWX

schtasks /run /TN "\Microsoft\Windows\Setup\gwx\refreshgwxconfig"

仕事で使っているパソコンはいきなり10にするわけにはいかないのでなかなか試せなかったが、ようやく予約第1号を我が家で誕生させることができた。

届いたメールが怪しい

差出人「Windows」さんから「おめでとうございます。Windows 10 への無償アップグレードのご予約が成立しました」というメールが届いた。
FromはWindows@e-mail.microsoft.comさんだが、返信先は

reply(中略)_HTML-(中略)@email.microsoftemail.com

というアドレスで、何だか迷惑メールっぽい。そして、本文も日本語がレビューされていない。

  • 「ご予約」という言葉が途中から「予約」に変わっている。複数人で書いたのだろうか。
  • 「お客様は予約しておられるので、Windows 10 で素晴らしいことをするまで少しも待つ必要はありません。」とあるが、居られるは西日本等の方言か謙譲語である。まだ6月だが、Microsoftにとっての1箇月は少しも待たない時間なのだろうか。
  • 「予約が取れていますので、Windows がダウンロードの事前準備を自動的に行います。 アップグレードをインストールする準備ができたらお知らせします。」とあるが、「ダウンロードの事前準備」と「インストール」との間に存在する「ダウンロード」そのものは説明されていない。
  • 表記揺れもある。「Windows 10を入手アプリ」「Get Windows 10アプリ」
  • 「Cortana* および新しい Web ブラウザーである Microsoft Edge など、既にお聞きになったかもしれない機能に加え、Windows 10 にはお客様がすごいことを簡単にできる素晴らしいツールがほかにもたくさんあります。」とあるが、「既にお聞きになったかもしれない+名詞」という言い回しは間違いではない。ただ、そこでいったん文を切らずに続けていることから少し違和感がある。あと、Cortanaの横のアスタリスクは脚注があることを示す。英語版の直訳なのはわかるが、日本語に翻訳するならば下の方に小さく「*一部の地域ではご利用になれません。」と書くのは良くないと思う。6月現在、日本語では未だに使えていなくて、発売時点で間に合わないという噂もあるのだから。

そもそも、アップグレードしてから本当の正念場なのに、今の段階でおめでとうと言うのは早すぎる。