JALカードSuica

 多くの人が体験談をブログにあげているので、情報提供に協力しよう。

カードを選ぶ

 クレジットカード会社というのは基本的に最初に加入特典としてポイントなどをいっぱいくれる。いつまでもくれるわけではないからやがて物足りなくなってくる。そんな中、マイルをためるつもりはなかったのだが、ある日DMが来て、がんばらなくてもJALマイレージクラブ(JMB)の多頻度客向けカードが手に入るほどポイントをくれるというので加入してみた。DMをもらった条件は最近JALをよく乗るからということだと思われる。
 JALカードにはいろいろあるがどれを選ぶべきか。還元率としては旧JASの株主である東急系が一番いいらしいが、残念ながら東急沿線には用事がない。PASMOもいらない。
 お財布にはSuica定期券と、JREポイントカードと、ビックカードSuica(クレジットカード)が入っている。財布はなるべく薄くしたいのだがJR東日本向けに3枚も持ち歩いている。少し待っているとビックカメラSuicaカードにはポイントカードが搭載されるらしいが、そもそも最近ビックカメラのポイントをためることが本当にお得なのか疑問になってきた。家電量販店はエアコン特需などで好況らしいが、ビックカメラのポイントをビックカメラの店頭でためるよりも、ビックカメラ.comや、ビックカメラAmazon.co.jpに出店している値段の方が安いのではないかという気がしてきた。
 本当はよくないのだそうだが、JALマイレージカードは飛行機に乗る時も持っていかない。だからマイレージSuicaをジョイントさせてもあまり変わらないのだが、次の有効期限切れを待たずにJREのポイントカードを一本化できるなら悪くないかなと思った。

審査

 JALカードSuicaの場合、発行体はビューカードで、JALカードが機能を添付している形。審査の電話はビューカードから来た。ビックカードSuicaに届けていた電話番号が今回の申し込みに書いていないことをやんわり指摘された程度で、カード利用実績は毎月Suica利用料として引き落とされているので問題ない。もともと勧誘DMをくれるくらいだからその他の条件は事前に確認済なのかもしれないが、ビューカードJALカードは別会社なので本当のところはよくわからない。
 カードが到着するまで24日。途中、3人ほど本人確認書類返送時に当方のロスタイムがあったので、最短であれば3週間が狙えたかもしれない。

JRE

電子マネーでマイルがためにくい

 JALカードの比較は実にたくさんの方がネットに書き込んでくださっているのを読んでずいぶん勉強したが、電子マネー好きなわたしとしては電子マネーの情報が欲しかったので補足したい。
 JALカード電子マネーを使う王道はJMB WAONなのだそうで、JALマイレージカードにはWAON機能がついているが、クレジットカードについていなくてもおサイフケータイにセットすることでWAONオートチャージできる。ローソンで、Pontaカードとの合わせ技でポイント3重取りができることでも有名。PontaカードもJMB WAONおサイフケータイに搭載することができるのでカードフリーなのに3重取りなのである。三菱UFJニコス*1とのジョイントカードは地味だなと思っていたが、WAONを駆使するなら悪くないのだと後からわかった。
 ところがJALカードSuicaWAONのチャージに対応していない。よくよく考えたら当然である。ビューカードなのだからSuicaを優先せざるを得ない。WAONAndroidアプリでJALカードSuicaのクレジットカード番号を登録しようとするとエラーになる。
 JALカードSuicaでマイルをためるには、いったんSuicaにチャージするのが普通のやり方ではあるが、SuicaJREポイント→マイルと2段階で、効率が悪い。JALショッピングマイルプレミアムありで、1,500 JREポイントが、1,000マイルに引き換えというレート。小田急のOPクレジットの場合はPASMOオートチャージでマイルもたまる。
 JALカードSuicaApple Payにも搭載可能。AppleSuicaにすり寄った時に、VIEWカード全般はQUICKPay経由でApple Payにも搭載できるようになっている。しかし、「JALカードSuicaご利用のしおり」を手に取って表紙をめくると、結構目立つところに

特約店の対象となりません

と書いてある。ファミリーマートでQUICKPayを使うとJREポイントがたまるので、マイルをためるのであればクレジットカード払いをするしかなさそうだ。ファミリーマートでは4,000円以上はサインが必要になるので急いでいるときは注意が必要。

Suicaいまいち

 Suicaは、鉄道系で使える電子マネーが街中でも使える、というだけで、電子マネーとしては中途半端である。このブログでも時々書いているが支払い明細に「物販」としか出ないためデータ管理上も他に劣る。
 楽天、ヤフー、Amazonが経済圏を構築する中、鉄道系ICカードネットワークは広がっているものの、弱い。Suicaがあれば駅でもコンビニでも買い物ができるのは便利だが、あまりお得ではない。オートチャージでポイントはたまるが、エキナカの飲食やコンビニは内容に比べて価格が高めな感じがする。お得感を出すのはやはり楽天Amazonがうまい。
 しかしまあ、JR東日本エキナカで快適に過ごすにはJREポイントは不可欠。しばらくJALカードSuicaと付き合ってみようと思う。

*1:DCブランドだけでなく、AMEXブランドもニコスの発行