わたしにとってソニーのソフトウェアは相変わらず使いづらい。以下は、わたしのパソコン(Windows 7 Home Premium)での実験結果。
- JR東日本で始まった、自宅からSuicaにチャージできるサービスが、FirefoxやWindows 7に対応していない。
- わたしのパソコンで、Felicaポートに公的個人認証サービスの証明書入りICカードを載せたままにしておくと、OSを起動してログオンしたときに、ポートが認識できないというメッセージが出て、毎回エラーになる。Windows XPでは起こらなかったがWindows 7にしたら出るようになった。
- 「Felicaランチャー」の自動更新なんて許可した覚えがないのに、いきなり起動時に更新が始まった。起動時に背後で勝手に起動してバージョンチェックをやっていたらしい。MicrosoftがOS起動時間を短縮しても、こういう余計なのが勝手にあがるのは迷惑だ*1。
- 一方、スタートメニューにある「Felicaランチャー」は、実行しても何も画面に現れない。スタートアップにあるのはまだわからないでもないが、それとは別に、スタートメニュー\Felicaポートの中にもショートカットを入れたのはなぜか? 何に使うのか? サポートセンターのクレーム対応マニュアルには、「もしランチャーが起動していなかったらスタートメニューから起動させてみてください」という指示例が書かれているのか?
- 「ドキュメント」(旧My Documents)のフォルダをファイルサーバに指定していたら、Felicaブラウザエクステンションのインストールができなかった。「ドライブが正しくありません: X:\」*2って、何を根拠にそんなことを言っているのか。しかも一般ユーザー向けにそんな表現でわかるのか。
すべては、Felicaに関することばかりである。Vaioなど、なるべくソニーに関することを避けてきたが、PASMOやSuicaは便利なので使わざるを得ない。
Felicaというすばらしい規格を開発できる企業が、Windows向けソフトウェアのひとつやふたつ、まともに作れないのはなぜだろうか。
*1:RealPlayerもQuicktimeもAdobeもJustSystemも同様によろしくない。ただ、Firefoxはいつも使うので背後でやっておいてほしいかな
*2:Xには、ドライブレターが入る