つなぎ

Nintendo DSは、ゲームボーイアドバンスのソフトを使え、3DSはDSのソフトが使える。1世代前のカートリッジが挿せる互換性を確保していた。
さて、
フィーチャーフォンの電話帳をエクスポートしたくなったが、今のスマートフォンは赤外線通信ができない。
仕方がないので、昔のスマートフォンを引き出しの奥から探し当ててみたところ、赤外線通信ができた。
次にこのスマートフォンからBluetoothでPCにエクスポートできるかなと思っていたが、Windows 10でも7でもMac OSでも接続できなかった。かつては、電話帳管理ソフトをPCに導入して、ケーブル接続で電話帳情報を管理していた。あるいはショップで移し替えてもらっていた。
仕方がないので、最近まで使っていた同じメーカーのスマートフォンにエクスポート。そこからはGoogle経由で現在使っているスマートフォンに移行できた。

  • 長く同じものを使い続けると移行ができないリスクがある
  • 使い終わったデバイスは、移行するための機器として役に立つことがある

これまではデバイスを中心に考えればよかったが、最近はクラウドサービスに依存するようになった。手元にハードウェアがなくても移行について考えることを忘れないようにしないと、大事なデータが取り出せずに困ることになる。

VHSテープや8mmのように。

移行手段の提供は囲い込みの有効手段

はてなは、日記データのエクスポートを早くから提供してきた。嫌ならいつでも出られますというサービスは、サービスを選択する上で他との差別化ができている。そして利用者から支持を得て長く続いていると思う。
Google Photoなどのクラウドは便利だが、他のクラウドに持っていきたいときにはどうしたらいいのだろうか。今のところ、いったんPCを起点にして、自分でもファイルシステムで管理していたほうが扱いやすい。特にスマートフォンで撮った写真は自動的にGoogle PhotoやOneDriveにアップロードしてくれるが、昨年1年分をまとめて取り出したい、といった場合はPCでも管理のほうが直感的に操作できる。
自動ダウンロードと扱いやすさの両方を手に入れるには、クラウドサービスが移行手段を提供してくれるとありがたい。