自動販売機

最近の飲料自動販売機は、節電のために見本やブランドロゴを蛍光灯で照らすのをやめている。一方で、人が使っていないときにも押しボタンが点灯したり光が流れるように順次点灯したりする。色が変わるものもある。

節電したいのかしたくないのか、はっきりしたらどうか

開発者の人は、自動販売機の無駄は冷蔵庫とヒーター、そして前面の蛍光灯と仮定し、これらを控えればかわりに少しくらい電気を使ってもいいだろうと考えたのだと思う。ただ、誰も使っていないのにぴこぴこランプが付く自動販売機も十分無駄である。実際の電力消費量という観点ではなく、無駄っぽさを感じる度合いとしては蛍光灯を上回る。
無理に機械の販売効率を高めるために余計な細工をする必要はないのではないかと思う。
こういうものが出てきたもうひとつの背景として、前面の蛍光灯がないとそこに自動販売機があると気づいてもらえず、売上が下がるのかもしれない。自動販売機は「そこで売っているから買う」という人向けの販売チャネルであって、気づいてもらうということが重要なのである。今までは建物内の照明の明かりと同じ色味だったが、点滅したり色が変わるようになった。一時期より見かけなくなった外看板のネオンと同じで、公害(光害)の一種である。
販売努力は大変だと思うが、景観保護も重要だ。
センサーを付けて、人が目の前にいなかったら照明を消せばいいと思う。ぴこぴこランプよりも、近づいたときに照明が付く方が気づきやすい。あと、たくさん自動販売機が並んでいる場所で、どの機械でも暖かい飲み物と冷たい飲み物を同時に売るのはおかしい。