京成

バス

夜のJR海浜幕張駅北口。バスターミナルには羽田・成田の各空港からの高速バスが到着するとともに、各地へ向かう夜行バスが入り交じって混雑する。
ターミナルから出ようとする空港バスが2台渋滞していた。渋滞の先頭は京成の18mバスである。その幕張本郷駅行のバスは、バス停の定位置に停車していたが、そのバスの発車を待つ次の幕張本郷駅行きのバスが車道の中央に止まっていた。もう少し端に寄せて止まれば後ろから来るバスが追い抜けるのであるが、京成バスの運転手には基本的に譲り合いの精神はない。リムジンバスや京急バスは黙って待っていろということのようだが、家路を急ぐ乗客にとっては迷惑である。自社便ではないかもしれないが、共同運行しているのだから自社便と同じようにダイヤ維持に協力してもいいと思う。京成はリムジンや京急と組まなければ成田はともかく羽田には乗り入れにくいはずだ。
近距離の路線バスとはダイヤ調整をしているようである。それでも、中小バス会社は京成バスがいなくなくなるのを確認するようにバス停に入り、京成バスが出て行くのを待ってから発車しているように見える(これは多少主観交じりであるが)。
2013年の年末、近くにショッピングモールができた。京成バスは新路線を開設し、大幅な増便を行った。ショッピングモールに大規模な駐車場を確保したにもかかわらず、駅前のロータリーにも京成バスがあふれるようになった。待機場所がないので、他社のバスが通れなかろうが、道路の真ん中に止めるしかないと思っているようのである。
北口には十分大きな広場があり、もう少しバスの道路を広げるべきだった。震災で液状化したときが改良のチャンスだったが、千葉県は震災前と全く同じように復旧してしまった。復興ができずに復旧しかできない行政の硬直が千葉にもあらわれているのだが、それより問題なのは各社で譲り合って使うべきバスロータリーを好き勝手に使っている寡占大手である。どうして他社は抗議しないのか。

鉄道

京成津田沼駅の隣には開かずの踏切がある。津田沼京成本線千葉線に加え、新京成線も乗り入れる。踏切は上り方面寄りにある。駅には6番線まであって、電車が入場出場を繰り返す。
朝ラッシュ時は仕方がないと思うが、ある程度本数が減る夜間になっても踏切がなかなか上がらない。よくよく観察していると、例えばこれらがすべてばらばらに踏切を通過する*1

上りの電車と下りの電車を同時に走らせろとは言わないが、4番線に到着する下り電車と3番線に到着する千葉線始発電車は同時に入線できるし、他の便と同時に入線することも十分可能なはずだ。ちなみにホームには本線の下り電車を降りた客が始発電車を待っている。発車時刻間近まで留置線で待っている必要もない。
都会の電車のダイヤは15秒単位、30秒単位で組まれている。低速で踏切を通過し終わるのを待って次の電車を低速で通過させるようなダイヤをあえて組む理由は何か。長蛇の列になっている自動車はそれをずっと見届けなければならない。あと、ホームで待つ乗客としても、警報器が鳴り続けるのでやかましい。
京王は準特急であっても、踏切手前の駅が停車駅であれば発車まで踏切は下ろさない。しかし、京成津田沼駅の場合は普通電車でも到着時に踏切を下ろしてしまう。安全の問題なのですぐに京王と同じにしろとは言わないが、京王は渋滞緩和に気を遣っていると思う。

*1:典型的な例であり、いつもそうだというわけではない