東電、4月中に100万円仮払い開始

2011年4月15日、報道各社。
東京電力は「仮払補償金」としているが、どさくさに紛れて最初で最後の本払いになってしまうような予感もする。大丈夫だろうか。
100万円は当座の生活資金になってしまい、生活再建には使われない。それが目的だから、生活資金に使う被災者は何も悪くない。しかし生活再建は進まない。
日本は長年ODAをやってきた。雇用がなく日々食べ物の確保に苦しむ難民を自立させるために何が必要かはよくわかっているはずである。外国の干ばつによる飢餓と津波原発難民と同じというわけではないが、小口で配ってしまうよりは、集中して投資をすることが必要である。
小口の資金も必要だけれど、復旧すらままならない。今は元に戻す復旧でもなく、新しい街作りのための資金が必要であるが、未だに高速道路料金だの議員歳費だのこども手当だの、小銭集めの議論しか行われていない。額が全然足りない。