ケータイ

日本語由来の略語がしばらく普及していたが、まもなくスマートフォンという言葉に置き換わる可能性がある。
ただし、ケータイという言葉があまりに広まったことと、従来の携帯電話も市場で生き残ると思われることから、スマートフォンがケータイと呼ばれるようになるかもしれない。
携帯電話が多機能化して画面が今の大きさになったとき、わたしの周りでは折りたたみ型ではないと画面に傷が付く*1という不安が聞かれた。そして、東京デジタルホンから、10キー操作盤までタッチパネルにしたモデルが出たときは「こんなものは使いづらい」という悪評だったように記憶している。ボタンがタッチパネルになることで、ポケベル世代は早打ちができなくなるのでは、とも思っていた。
スマートフォンはそれよりも大画面どころか、全面が画面となっている。ますます傷がつきやすいし、日本語入力は入力ソフトの進化で多少は使いやすくなったが早打ちは難しい。別売りキーボードもあるようだが必須アイテムとはなっていないようである。さらに、画面が大きければその分、電池の消費も激しい。
大画面による豊富な情報量が受け入れられ、そのかわりにポケベル以来の早打ち文化は衰退していく可能性がある。
スマートフォンに期待する先行ユーザーは、スマートフォンへの乗り換えや、スマートフォンと携帯の同時使用が進んでいる。ケータイで満足しているユーザーに、スマートフォンが受け入れられるか、今後に注目である。

*1:以前持っていたある機種は、大画面ではないけれど、ボディーより画面がへこんでいた。へこませるとその分携帯電話の回路を組み込む容積が減るので、画面傷つき防止なのだと思う