政界再編

現在の大政党は、数合わせで様々な政策を持つ人を抱え込んでしまっている。

そこで、政界再編待望論が出てくる。

  • 自民党が勢力を落とすと、政界再編が起こる。
  • 同じ志を持った議員が集結し、違う志を持つ議員は排除され、政党間の政策のねじれがなくなる。
  • 二大政党制に向けて対立軸がはっきりし、国民にとって選びやすくなる。
そんなことがあるはずない。

大規模再編が起こったときには、みんな与党になりそうなところに向けて寄り添ってくるだけだ。社共は独自軸で対立軸とはならず、それ以外は対立軸は起こりえない。
小規模再編が起こったときには、ある理念を共有した人が新党を作ることになるが、小粒で政界に影響を与える勢力にはならないだろう。
政界再編はひとつのプロセスとして存在してもいいが、政界再編は目的でもないし、特効薬でもない。