先日、千代田線のレポートを掲載したが、その後もひどいらしい。さらに辛らつなレポートをいただいた・・・
いただいたレポート*1
2009年4月のある日。常磐線からの入線が若干遅れていた。駅員の説明によれば、柏駅でホームの非常停止ボタンが押されたらしい。東京メトロの駅員は、自社路線で同じことが行われれば何も話さないくせに、常磐線が原因だと饒舌である。
7:59ごろ、綾瀬始発霞ヶ関行きが1分ほど遅れて綾瀬駅を発車した。Webサイトなどできちんと案内してくれてもいいと思うのだが、綾瀬駅では着席したい人のために「優先乗車」と呼ばれる取り扱いが行われていて、別のホームで待っていると本来のホームの客より優先して乗車することができる。本来、常磐線ホームである3番線*2に、千代田線始発電車を待つ人があふれていた。霞ヶ関行きが発車した直後は、次の始発を待つ人が2、3百人残った。
柏駅が震源の遅れが千代田線にまで波及してきて、1・2番線担当の駅員は柏駅でのトラブルをことさら強調するようになった。ただし、それ自体は、遅延証明書も発行されず、電光掲示による情報提供も行われないくらい日常茶飯事の遅れである。本来ならば千代田線内の遅れとまぎれて、都心まで利用する乗客にとっては通常の日の遅れをさらに増すものではなかった。
しかし、ここで新たなトラブルが発生した。この時間の代々木上原方面行きは1番線と2番線が交互に使われるが、1番線到着の電車が2番線に、2番線到着の電車が1番線に到着するようになったのである。遅れのためかもしれないが、発車順序を変えているわけではないので、ダイヤ通り運行すればその必要はまったくなかった。何かのミスであると言わざるを得ない。
8:10発車予定の明治神宮前行き始発電車が2分遅れで1番線に到着した。本来、この電車は2番線に到着して、2番線とは反対側のドアを開けて、3番線の乗客を先に乗車させなければならなかった。しかし、空の電車は隣のホームでドアを開けた。優先乗車を利用しない客がゆうゆうと座席を獲得する中、3番線では千人を超える客が狭いホームで指をくわえてみているしかなかった。
このとき、ほとんどの客は文句も言わずにいたという。それにもかかわらず、駅員が怒りを誘うようなことを言った。
本日の始発電車は運休です!
と放送したのだ。誰が見たって1番線の電車が本来の8:10の電車であった。もし本当に始発電車が中止ならば、優先乗車の取扱いもなくなり、乗客は本来の乗車ホームの1・2番線で電車を待たなければならない。狭いホームにあふれる客が、一斉に隣のホームめがけて階段に集中したらどうするつもりだったのか。実際はその放送を聞いて動く人はわずかったが、その場限りの言い逃れで、極めて不謹慎な発言である。その後、駅員はミスだと公表した。入線ミスなのか、うそ発表のことかは明言しなかった。
その次の始発電車は8:18の代々木上原行きだった。この日最後の優先乗車取り扱い便だったが、その1つ先まで優先乗車とすることが発表された。8:10の入線ミスのときから、優先乗車を中止しないことが繰り返し放送されたが、状況を把握していない乗客が、1本見送って次の始発を待つ乗車位置にも並んでしまっていたことに配慮したようだ。代々木上原行きは6分遅れで2・3番線に入線した。この電車は8:26ごろ発車したという。
7:59に始発電車を見送った乗客は、間違った情報に不安を覚えながら30分以上ホームで待たされた。しかし、そのことに対する謝罪はほとんどなく、柏駅の1件が原因で、遅延は6分だと説明してみせた。8分遅れで発車して何が6分なんだろう。なぜ非常停止ボタンで、3番線の乗客は30分以上待たされたのだろうか。おわり
まとめ
レポート、ごくろうさまでした。この人は綾瀬駅でずっと見物していたのでしょうか。早く学校に行けよ。。。
この話が事実だとすれば、前にも書いたことがありますが
- 他社による遅れを強調する。
それに加えて
- 平気でうそをつく。
- 入線ミスをやる。
特に入線ミスはひどい。副都心線の大混乱を招いた会社だから、これくらいは仕方がないのだろうか。しかし、たしか綾瀬駅の2番線・3番線は朝ラッシュ時以外はA線・B線両方とも使うはずだ。今後、正面衝突のような大事故がないことを祈る。
追記
1番線と2番線が入れ替わった時点で「優先乗車の取り扱いがうまくいかない」と察するべきであった。そして、何らかの説明をすべきであった。しかし、大量の人を前に駅員は何もできなかった。中央の指令と現場の対応が連携していない。このことはこの日や前のレポートのときに限ったことではないらしい。
そのことは乗客も肌で感じていて、ダイヤが乱れたとき、千代田線の乗客は駅員の言うことを全く信用していない。非常時や災害時、この信頼のなさが二次災害を引き起こす可能性が十分にある。覚悟しておいた方がいい。
- 重要な告知が遅れる。
- 駅員の放送を信じてもらえず、乗客の行動が遅れる。
