スマートフォンに夢中

JR京葉線南船橋駅。上りホームからは京葉線武蔵野線の電車が発車するが、行先案内表示器が3台ある。

武蔵野線が2、3、4番線から出るので、武蔵野線専用表示でまとめて見られるようにしてあるのだが、ある晩ホームを見ていたら先発の武蔵野線は4番線発車なのに3番線に並ぶ人が多かった。武蔵野線専用表示が3番線寄りに設置されていて紛らわしく、多くの人が3番線の案内と勘違いしたようだ。その表示にも4番線と書いてあったし、誤解防止のために駅員がラインカラーのビニールテープを貼る工夫をしていたし、

3番線の表示は真っ暗だった

が、利用者はよく見ていないのである。ちなみに武蔵野線専用案内は2番線にも設置されているが2番線に並ぶ人もいた。夜間は駅員が削減されているのだろうか、構内放送はない。JRは改善した方がいい。
武蔵野線が4番線に入ってくると、ほとんどの人は4番線に移動したが、電車が入ってきたことも、周りの人がいなくなったことも気付かない人が少なからずいた。
その理由を言うまでもなく、その全員が乗車位置の先頭でスマートフォンを見ている。音を立てて電車が入線し、ドアが開き、乗降客が靴音を立てても一向に気づかない。相当の集中力である。目の前の3番線に入線しても気づかないのではないかもしれない。
電車に乗り損ねるだけならいいが、ホームの端にいて人からぶつかられたら危ないと思った。