PCバックグラウンド処理の負荷増

ハードディスクのデフラグメント(ファイル断片化解消)ソフトウェアを試したら、Windows Vistaのシャドーバックアップと競合しないようにするしくみのため、有料ソフトのわりには効果がなかった。シャドーバックアップは、ファイルの移動が起こると自動でバックアップを取る仕組みのため、デフラグ処理が行われるとファイルが追加・更新されたわけではないのにバックアップ機構が更新されたと誤解するらしい。そこで、バックアップ対象のファイルを除外し、誤解が起こらないような仕組みが取り入れられているらしい。
それ以外にも、ウィルススキャンなどのセキュリティソフトウェアは圧縮保管されているファイルを解凍してまでしっかり読み取ろうとする。PCの処理は本当に重くなってしまった。
PCは、メモリーとCPUはどんどん性能が上がるが、大容量化するハードディスクに多くのI/Oがかかっている問題が解決されていない。ハイブリッドHDDは、消費電力低下には寄与するものの、画期的にディスク読み取り速度を高めるものではないらしい。
対策として、ブート・パーティションは、キャッシュではなくディスクレスにした方がいいと思う。あと、バックグラウンド処理用ソフトは、統合ソフトとしてひとつのソフトウェア・ベンダーから出してほしい。シャドーバックアップとデフラグと一括セキュリティスキャンは競合しないようにすれば負荷が下がると思う。