パソコンのプリインストール

 メーカーのWindowsパソコンは、買ったときにWindowsの他に様々なソフトウェアが入っている。このソフトウェアは工場で1台1台インストールをしているわけではない。
 Windows 95や98の時代は、インストールが終わった状態のコピーがハードディスクに書き込まれて出荷されていたが、今は、インストールに必要なファイルが入っていて、ユーザーが最初に電源を入れたときにインストールを行うプログラムが動くようになっている。前者は調理済みの状態を冷凍した鍋焼きうどんセットで、後者は、アルミトレイの中に生の野菜や肉をパックした一人鍋セットのようなものかな。*1
 パソコンの動きが悪くなってきたので、初期状態に戻すことにした。今、これを書いている隣でやっているところだが、使っているのは、工場で使っているのと同じ仕組みのソフトである。障害が発生したときのために、メーカーが利用者にも配っているものである。
 画面を見ていると、普通にWindows XPが立ち上がったあと、メーカー特有のソフトウェアの導入が行う仕組みになっている。というわけで、その様子を画面で確認することができるのだが、

まあ、結構こけているんだ、これが。

 コマンドプロンプトの画面で、流れるメッセージをよく見ていると、ファイルはすでにありますとか、ありませんとか、こちらを心配させることばかり表示されている。
 無事に終わった後も、インストーラーが新しいファイルを書いた後にインストーラープログラム自身を消去するようにできているので、ハードディスクの中は虫食い状態。購入直後やリストア直後、まずはデフラグが必要。

 ああ、今日はマニアックなねたばかり書いてしまった。

*1:冷凍鍋は、家庭での調理時間が少ないけれど、急に具材を取り替えたいと思ったら全部作り直しになる。生の具材は材料を詰めておくだけでいいし、急に具材を取り替える必要があってもすぐにできるところがいい。ソフトウェアのバグが発見された場合の対応が効率的である