ブロードキャスターはやりすぎじゃないの?

 2005年8月20日の放送。亀井さんへのインタビューが終えてからコメンテーターがそろってこきおろし、その後で堀江社長を出して小泉さんべたぼめ発言。自民党は昔と違うと言っているホリエモン

ニッポン放送買収のときとは違う

と思ったが、スタジオでは誰もそのことを言わない。現地とスタジオを結んだ中継インタビューの冒頭では著書で政治家にならないとしていた内容と行動との違いを指摘してみせたものの、堀江さんが発言を始めると黙って聞いている。プロ野球ニッポン放送のときのような突っ込みは全くない。
 堀江さんの出馬は政界に出るのが目的なのか、政治に新たな生きがいを見つけたのか、ビジネスを進めるための手段にすぎないのか。いずれであっても、今回の言動は彼が思っている目的にそってやっているのだろう。だからホリエモンらしくなくても別にいいのだろう。あとは広島6区の選挙民が好きか嫌いかだけである*1
 ただ、ベンチャー社長から郵政賛成派候補に変わったとたんに態度を変えるマスコミが一部で見受けられるのは何とかならないか。
 亀井さんのことを人情で訴える人で、好きだが政策は伝わらないというようなことを言った人もが、それ自体がイメージ的なダメージを与えようとしているのが滑稽である。たぶん、郵政民営化反対を批判すると世論誘導になるので「山間部の支持が多い」「感情に訴えている」などと言っているのだろうが、宮澤内閣解散のときの守旧派攻撃とやっていることが変わらない。

*1:堀江さん本人を批判しているように読まれたとしたら心外だが、別にわたしは好きでも嫌いでもない。策略家だなと思う程度である