2日間くらい、暇を見つけてははさみ将棋に没頭した。ずっと対戦に付き合ってくれる人がいるわけではないから、ひとりで携帯電話のゲームをしていた。
いったん優劣がついてしまうと、優勢な側がぼこぼこになるまで相手のたたきのめすところ、それでも油断するとふいをつかれるところ、じりじり相手を追いつめると相手が干上がるところなどは
実社会の縮図
のようで、9×9の単純なます目でありながら奥深いものを感じさせてくれる。
相手はコンピューターなので、相手のくせはだんだん読めてくる。やっているうちに定跡*1もわかってくる。
- 基本は、相手に背後に回らせないようにすることである。開始時の配置は、両端に並んでいるので、絶対に取られない状態である。原理的には9枚の駒がじりじり一歩ずつ一列になって進めば絶対に駒は取られない。ただし両者が同じことをすると勝負がつかないため、相手の駒はなるべくその状態を崩すようにする。
- 一列の配置の次に堅いのは、V字型の配置である。ただし逆V字(への字)型は弱い陣形なので注意する。
- 相手の駒を取るときは、2つの駒に対して王手*2をかけるようにする。五目並べでいうところの三三を取る。
- 王手がかけられない盤面の場合は、特定の駒を追いかけ回して隅に追いやるようにする。
- 相手の駒と駒の間に入るのように動かすのは、チャンスの時が多い。ただし、端の筋に駒がある場合は、3枚を使って挟まれることがあったり退路を断たれたりすることがあるので要注意。
購入したアプリケーションは相手の駒を3個以下にすると勝利になるのだが、9対0で勝つ完全勝利*3はまだ1回しかやったことがない。
まだまだ修行が必要。