偽善

通販で飲み物を買った。
段ボールに、とあるSDGの認証マークがついている。
その認証自体に問題があるわけではないので、「とある」としておくが、

責任ある木質資源を使用したパッケージ

とのこと。

いやあ、環境にいいなあ。サスティナブルだなあ。

・・・なんて、だまされませんから。

その「責任あるパッケージ」である段ボールは、二重だった。
外側の段ボールは内側の段ボールぴったりの大きさなので、取り出すのが大変だ。
段ボールで二重包装しなければいけないのだろうか。
資源を2倍使ったら、さすがに環境に悪いのではないか。

二重にしないと中の荷物が崩れたり壊れたりしそうなものでもない。

家に届いたときにはほとんど無地の段ボールだったが、外側の段ボールをから中身を出すと、内側の段ボールには商品名が印刷されていた。
輸送中に商品名を隠すための段ボールなのだろうか。
誰に対して隠しているのだろうか。
それなら、中の段ボールを無地にしたら二重しなくてもいいはずだ。

製造業者の倉庫内で無地だと、在庫がどの商品なのかわからなくなるかもしれない。
ただ、社内でわかる記号を書いておけばいいんじゃないのか。

「二重にしたら箱が強固になって、運びやすいんです」とか、
「段ボールのまま店頭に陳列される可能性があるために段ボールに化粧をしているが、せっかくのきれいなデザインの箱に宅配便のラベルを直貼りさせたくない」のように、
理由があるなら堂々とそう主張したらいい。
ただ、SDGsやっていますみたいな認証マークを付けてアピールするのは恥ずかしくないのか。
SDGsブームが去ったら笑いものにされるだけである。

ただ、中身の商品は気に入っているのでリピートするとは思います。すみません。