PC買い替え つづき

「PC買い替え」の続き。
HP DirectPlusがどこまで納期を引き伸ばしてくれるか。
きちんと届くだろうかという不安半分と、遅れたらネタにしようという期待半分であったが、無事に4営業日目に発送された。うちは離島僻地ではないので、HPとしては5営業日とする納期を守ったみたいだ。
残念ながらネタにはならなかった。週末の値引きをしてまで売りたい商品で、一切カスタマイズなしだから、さすがに在庫切れはなかろう。
ただ、受注したのに契約ではないというし、受注処理中に領収書が先に出るし、ショップの作りが日本らしくない。在庫がある商品の出荷に4営業日もかけないでほしいと思う。ひとつひとつ検品してくれているのだろうか。

今回の買い物リストは以下の通りになった。

  • HP Pavilion Wave 600-a307jp パフォーマンスモデルG2
  • BenQ PD2705Q AQ Colorシリーズ Macbook Pro・動画編集向け WQHD HDR10 対応デザイナーモニター
  • KAYSUDA CA20 Windows Hello Certified Face Recognition Camera of Windows Hello
  • Lenovo 4Y4049522 ThinkPad トラックポイント キーボード II - 日本語 キーボード

パソコン本体

HP Pavilion Wave 600-a307jp パフォーマンスモデルG2

IEEE 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2

  • ワイヤレス日本語(109A)キーボード & ワイヤレス光学スクロールマウス
  • モニター なし (購入時に追加指定可)
  • オフィスソフト なし (購入時に同梱指定可)
  • 1年間(引き取り修理サービス、パーツ保証、電話サポート)
  • 55mm口径ビルトインスピーカー

最近はChromebookしか買っていなかったので、Windowsパソコンを購入したのは久しぶりだ。
VaioのプリインストールはWindows 8だった。初めてWindows 10プリインストールパソコンを買った。開梱し、最初に電源を投入した時の初期セットアップが音声ガイド付きで終わる。とても便利になったものだ。
Amazonはアレクサを入れてきたが、初期セットアップのときから動いているWindowsのコルタナも存在感を発揮しようとしていい勝負だった。最初のうちからあれやこれや入れると重くなりそうなので、当面は触らないでおく。
スタートメニューに何を載せるのかは選べるようなのだが、ゲームがいくつか入ってきたので、速攻でアンインストールした。ソフトウェアベンダーの人には申し訳ないが、素のOSにする、あるいは、ハードウェアサポートプログラムだけにするという選択肢があってもいいと思う。
それでも、店頭に置いてある国産メーカーの商品よりはアンインストールの手間は少ないのではないか。
ハードウェアは起動直後は無音で、ワープロ程度の作業や音楽鑑賞であれば、邪魔をしない。周りを静かにして耳をすませばウオンウオン言っているのがわかるが、どうしても気になるなら作業場所から遠く話しておけばいい。小型なので机の下、足元に置くのは蹴ってしまいそうでお勧めしない。
省電力のためのサスペンドをした後の復帰がやや重い。電源ボタンは背面にあるが、クイズ番組の押しボタンのように、上から押せば起きてくれるようにしてくれればいいのにね。
正面にはイヤホン端子とUSB端子がある。オーディオの切り替えはWindows 10の標準ソフトウェアは操作感が悪いけれど、HPが提供している切り替え用のソフトウェアがいいかもしれない。
スピーカーは、モニターについているおまけスピーカーと比べると、低音の深みが格段に違う。すばらしいというほどではないが、普段使いであれば悪くない。
しょせん、Microsoft IDでログインし、Google Chromeを入れてGoogleにログインすれば、設定は前のパソコンから引き継がれる。ソフトウェアの導入に数日かけていた昔が懐かしい*1
Officeは、Microsoft 365を自分で導入したが、それも面倒であればOfficeプリインストールモデルを買えばよい。
Microsoft 365を入れるとTeamsがバックグラウンド起動する。Teamsは好きなのだが、いっしょに仕事をする人が使わないと意味がないので、今日現在は邪魔なだけである。邪魔といえばSkypeも立ち上がっている。Microsoftは2021年現在ではいまだに統合できていない。両方とも消えてもらうことにした。
BenQのUSBハブとの相性もばっちりで、モバイルPCにつないでいたキーボードをそのまま転用して使っているが全く違和感ない。

モニター

BenQ PD2705Q
VAIO Tap 20からの買い替えなので、27インチでも十分画面が広く感じる。
Excelで縦横に長い表を作るのは一覧性が悪くて好きになれないが、行も列も付け足すのが好きな人のファイルを開くときは画面スクロールをしなければならなかった。
後述のトラックポイントを以前から使っているのだが、トラックポイントは横スクロールが少し苦手である。横スクロールもワンボタンでやりたいのであれば多機能マウスを買うしかない。
しかし、今回の導入により、一般のノートPCよりも少し大きめの画面を使えば大概は一覧性高く見られるようになることに気づいた。
テレワークやオフィスのデュアルディスプレイは、まだまだ普及しないだろう。着脱が面倒とか、家が狭いとか、心理的な壁がまだまだある。
しかし、一度導入すると結構便利なことがわかった。
ノートPCよりも少し大きめを目指すと、今回採用したWQHDサイズが丁度いい。
4Kディスプレイも悪くないのだが、文字が細かすぎる。文字の細かさを回避しようとすると画面が30インチを超える。27インチでも相当大きいが、相当明るい。
以前から使っていたSONY nasneは、ハイビジョンである。このディスプレイでは映像が引き延ばされてしまうのでテレビが荒く感じる。もし4Kディスプレイでハイビジョン映像を映したら見るに耐えないものになっていただろう。そういう意味でもバランスが取れているのではないか。
あとは高解像度モニターあるあるとして、小さい画面で全画面ウィンドウを多用していた人にとっては右上の閉じるボタンまでマウスカーソルを持っていくのが少しおっくうになるのはうれしい悲鳴。ショートカットを覚えたいものだ。
モニターが大きいと、Web内のバナー広告が小さく見える。小型のスマートフォンだと画面いっぱいに表示される広告も、大型モニターであればアイコンのように見える。Web広告がわずらわしい人はスマートフォンやノートPCではなく、大型ディスプレイで見ることをお勧めしたい。
リモート会議用に女優カメラも買ってみたが、こんなに画面から光を浴びるのであればいらない。まぶしいときは昼からでもブルーライトカットモードなどを使用するとよい。
USBハブ内蔵、KVMスイッチ内蔵もうれしい。昔であればモニターの周りにあれこれボックスを置かなければならなかった。特にUSBハブは、ノートPCやChromebookをUSB-Cにつなげたときに、USBキーボードから操作ができる。
なんといってもノートPCに対して、65WのPD給電できるのがありがたい。USB-C端子につなぐだけで、PCへの給電とPCからのビデオ出力が同時にできてしまう。
HDMI 1端子、Display Port 1端子もついている。モニターを2台買ってさらに画面拡張することも可能。職業がデイトレーダーであればうれしい機能かもしれない。
画面下のスイッチは電源の他に5つのボタンがついていて、そのうち3つにはショートカットキーを割当可能。ワンタッチでKVM切り替えをするなどの設定も可能。
ノートパソコンとデスクトップパソコンの併用をするには、やはり多機能モニターが一番だ。
スピーカーも内蔵ではあるが、おまけ程度の性能。ただ、前方から音が出るのはいいよね。

Windows Hello対応Webカメラ

KAYSUDA CA20

  • USB 2.0
  • Windows 10、Windows Hello対応
  • USB給電
  • ケーブル長1 .5m

中国製であることが気にはなるが、Windows Helloに対応する製品は1万円を超えるのが当たり前なのに対し、これなら安価にWindows Helloに対応できる。なお、Windows Helloには指紋認証もあるが、これは顔認証を行うものだ。
モニターが27インチあれば、ノートPC本体はあまり見なくて良い。
しかし、ノートPC本体を見ないとビデオ会議ではよそ見をしているように見える。そこでこのWebカメラの登場である。
もともと、デスクトップPCにマイクと顔認証カメラを付けたかった。しかし、Webカメラとしても使えることがわかった。
HP Pavillionで、カメラの前に行くだけでサインインができたことを確認した。今回の環境ではモバイルPCとモニターを切り替えると、一緒にCPU切り替え機が働いてモバイルPCにUSB周辺機器が移動してしまうため、画面の復帰が少し遅れるが、それでも気になる遅さではない。
モニターの上部のへりに引っ掛けるようにして取り付けることにした。固定するためのねじやテープは一切使っていない。上部中央に画面の切り欠きができてしまうが、Windowsの場合は最上部はウィンドウタイトルで、大型ディスプレイにしたためここに文字が来ることはめったにないので使用上は全く不自由しない。

Lenovo トラックポイントキーボード

旧製品もたくさん出回っているようだが、ファンクションキーがだめな時代のThinkPadキーボードデザインを受け継いでしまっているらしいので、2020年発売の最新版を買うことにした。
Androidとも接続できたり、急速充電できたりするなどの新機能が悪くない。
現在もThinkPadキーボードを使っているのだが、VAIO tap 20 につなげていたときには、電源投入時にNum Lockが有効になってしまい、ソニーBIOS設定画面ではそれを無効にすることができなかった。Num Lockされていると、テンキーのないノート型向けのキーボードではキーボード右よりの箇所がテンキーのようになってしまい、アルファベットを入れようとすると数字が入力されてしまうことがよくある。
近年はときどきカーソルが飛んだり、同じキーが押されっぱなしになったり、制御不能になったりする。本体の歪みが原因であろう。あと、Windows 10ではWindowsキーがないのはつらい。
これからパソコンを買ってワイヤレスキーボードが来るタイミングで、なぜかキーボード単体を購入することになる。
しかし、マウスの電池の持ちを気にしたり、そもそもマウスを使わなければいけない状態が面倒くださいので1万円を超える出費を決断した。数万円の買い物をすると1万数千円のオプションがどうでもよくなってくる。
センターボタンを押しながらトラックポイントを傾ければスクロールも簡単。ただし、Chromeの上下スクロールが突然できなくなる症状が発生。ThinkPadユーザーにとっては昔からのあるあるなので、Google先生と相談しながら対応することにはなるが、長年有名だったtp4table.datは見つけられなかった。Lenovoサイトでドライバーをダウンロードしてインストールする(しなおす)というのが解決策と思われる。

*1:パソコンだけをやって生活しているわけではないので数日かかるといっているのであって、数十時間作業に没頭するというわけではない。ただ、OSの導入や、OS導入後のハードディスクの初期バックアップなどをしようとすれば時間もそれなりにかかった