軽微な修正

アプリケーション開発がアジャイルになってきて、スマートフォンのアプリケーションはしょっちゅう更新されるようになったけれど、Google Playにはしばしば

軽微な修正を行いました。

と履歴に表示されるのが当たり前になってきている。誰がはやらせたのか。
申し訳ないが、軽微かどうかは利用者が決めることで開発元提供元が決めることではない。また、軽微の基準がわからない。何をもって軽微と言っているのだろうか。

  • 画面が固まってしまい、サービスが利用できない
  • お金を扱っているのに数字が間違っている
  • 申し込みを行ったのに返事が来ない
  • ボタンを押しても反応がない
  • モリーの使用量が尋常ではない、あるいはCPU負荷が高く、スマートフォンが熱くなる
  • あれこれ記入させておいて、最後の登録がうまくいかなかったり、アプリケーションが異常終了したりする
  • 何も操作していないのに通信が常時発生し、何を送受信しているのか理解しがたく、気持ちが悪い

軽微な順に並べてほしいものだ。
例えば、競争が激しい金融のアプリケーションで、利用者にとってのナンバーワン、オンリーワンを目指すのであれば、アジャイル開発で使っているかんばんを包み隠さず公開するくらい、しっかり共有した方がいい。
本当はセキュリティの問題があったけれど、隠しているのでは、というようなことも想像してしまう。
利用者からの声を集めますとか、コメントを募集しますとか言っておいて、利用者に寄り添う姿勢を見せておきながら、提供される更新情報では軽微を乱発するのも、利用者を小ばかにしている。情報を集めるなら、集めるのと同じように返事してほしい。クレーマーまで面倒を見るのは大変だと思うけれど、ギブアンドテイクでいきたいものだ。
リストにあがった、くだらない誤作動修正の山を見て、品質悪いのね、と思うのはウォーターフォール型開発時代の話。今は、しっかり直しているのね、と評価されるべき。App StoreGoogle Playの更新履歴欄に全部書くのは大変だというのはわかるから、「詳細はこちら」とリンクを載せたアプリが勝ち。