継ぎ手パイプ

電気掃除機向けのノズルと本体をつなぎたくてもパイプの経が合わないときに使う、継ぎ手パイプという商品が売られている。
継ぎ手パイプは細いパイプに厚みを持たせて、太いパイプとつなげても空気が漏れないようにするものである。よって購入するときには

  • 太いパイプの内径が継ぎ手パイプの外径と合うこと
  • 細いパイプの外径が継ぎ手パイプの内径と合うこと

この両方に対応している必要がある。ところが、Amazon.co.jp楽天の商品説明では、各社共通と謳うものもある一方、この2条件を確認するために必要な外径・内径の両方の情報が掲載されていない。例えば「全メーカー対応、32mmから38mm」とあるが、どの直径に関する説明なのかわからないし、内径が40mmあるうちの掃除機はメーカー製ではないのだろうか。それなのに「サイズを確認してからご購入下さい」とある。実物が見られないのに「32mmから38mm」で何を確認しろというのか。とりあえず決まり文句として「サイズを確認してから」と書いておけば返品を拒めるだろうというのは消費者を無視した態度だ。
あるメーカーの付属品通販サイトでは、型番と値段しか情報がない。メーカーなのだから自社製品の対応機種くらい列挙しておけばいいのにと思う。型番をもとに、Googleで検索して、Amazonのレビューを見てユーザーが自発的に書き込んだ内容を読み込んで確認する手間が発生する。Amazonを開いた人は結局Amazonで購入してしまうことにもなりかねない。お金をかけて通販サイトを運営しているがAmazonの応援をしているだけである。
100円、200円の製品に手間をかけたくないのが本音かもしれないが、そういうところに手間をかける店やメーカーから買いたいものだ。
さて、わたしは継ぎ手パイプを買おうとしたが、上記の理由でどの商品を買えばいいのかわからなかった。Amazonのレビュー欄を見ていたら「サイズが合いませんでした。テープでさらに補強が必要です」と書いてあった。わたしの場合、交換ノズルの方が細かったので、交換ノズルの周りにビニールテープをぐるぐる巻いてみた。セロハンテープは薄いし、ガムテープは弾力が弱いので、ビニールテープがいいと思う。ビニールテープが手元になければパイプを買うのと同じ手間になると思うので、自宅のパイプを採寸し、定規を持ってホームセンターに行き、パイプを選ぶに行くのがいいと思う。ホームセンターがなければ文房具売り場でビニールテープを買うのがいいと思う。

継ぎ手パイプについてはネット通販は役に立たない!