石破幹事長 テロ発言騒動

新聞が騒ぎ立てる前に原文を読んだが、全く違和感なく読めた。石破議員本人も民主主義の正当な手続きではないという意味だと釈明していたが、言葉による暴力も存在するという意味だと理解していた。そんなにそれていなかったようだ。
新聞が騒いだとき、どうやったらデモ=テロというように解釈できるのか不思議だったが、周りの人に聞いたら「デモはテロだと言った」とか、「権力側はデモもテロと解釈しうるからやはり今回の法案は恐い」というように解釈がひどくなっていった。
わたしは法案の細部や、みんなの党の修正、さらには5年間秘密指定を行わなかった行政機関は指定期間から外すの類は理解できていないが、法案の趣旨には反対しない。今回、新聞が変な騒ぎ方をしたところでようやく世論が落ち着き、法案は成立に向かうだろう。どうやら新聞は法案賛成だったようだ。
もちろん、テロにたとえるのはおかしいと思うが、一般人だって「死ね」とか「氏ね」とか「腹を切れ」と平気で言うのと同じだ。軍隊の指令官や学校の先生が死ねと軽々しく言ってはいけないのと同じように、法案審議中の与党幹事長がテロにたとえるのは軽々しい。議員本人も十分理解しているところだろうけれど。