メトロは自己中心的

東武伊勢崎線押上駅。ホームの方面看板は

東武伊勢崎線方面

となっている。東京メトロが設置したものだが、不親切だし、おかしくないか。渋谷駅で東急に

1 田園都市線 長津田・中央林間方面
2 半蔵門線方面
3 副都心線方面
4 副都心線方面

掲示してもらいたいか?
東西線西船橋駅ではメトロの駅員が

「JR線直通津田沼行きです」

とアナウンスしていた。直前まではJR線直通電車であっても西船橋駅に着いたら総武線津田沼行きだ。ここから先はどこにも直通しない。JRとの境界は西船橋駅船橋寄りにあるから西船橋東西線だというのは鉄道会社の論理。乗客にとっては西船橋からはJRだ。改札がJRと完全に分離されたが、そんなことも関係ない。JRの駅にしか行かないのだからJRだ。15000系の行き先表示や車内案内画面はようやく快速表示が取れるようになったが、それ以外の車輌、駅看板、アナウンスは改善が必要だ。
ただしJR車輌は行き先表示に地下鉄東西線直通と表示する。メトロ線内でも変わらないし、東西線中野発東西線西船橋行きでも直通と掲示するから東西線ではお互い様のようだ。
東武伊勢崎線北千住駅では、始発電車ではない日比谷線電車を「東武線からの」直通として案内表示とアナウンスを行っている。押上駅での扱いを考えたら、日比谷線と書かれた看板を全部外して、東武線(日比谷線方面)とし、始発も直通も一律「日比谷線直通中目黒行き」「日比谷線直通菊名行き」とアナウンスすべきか。

東京メトロは「直通」という言葉の意味を理解していない。

複雑に乗り入れし、乗客にはPASMOSuicaを渡すことで、会社の違いや路線の違いを意識させないようにしているようでいて、実は鉄道会社は自社他社にやたらこだわり、乗客に押しつける。行き先案内を読み、放送を聞くのは乗客なのだから、自社他社にこだわらない案内をしてほしい。千代田線-JRや半蔵門線-東急は比較的うまくやっている。同じ北千住駅でも千代田線の方は、常磐線快速からの乗り換えで常磐線各駅停車の案内矢印に従って通路を歩くといつの間にか千代田線だけになっているのは気になるが、アナウンスは「JR線直通」「常磐線直通」と放送している。日比谷線もまあまあだし、有楽町線副都心線は誤乗車が発生するので仕方なくやっている感じ。

運賃案内は明確に違いがわかるようにしてほしい

ただし千代田線は西日暮里乗り換えと北千住乗り換えは運賃が変わる。運賃が違うことはより親切に案内したほうがいいと思う。JR車輌は車内にも掲示しているがメトロにはない。