マイクロソフト、Windows Vista SP2の製造行程向けリリースを発表

2009年4月29日読売新聞。
大新聞なのに、堂々と見出しで誤字をしでかすとは。
もともとは、CNET*1

Microosft wraps up Vista update

としたのに基づいてCNET Japanが"Release to Manufacturing"を「製造行程向けリリース」と意訳し、さらにそのまま転載したものだ。
行程という字は遠足とか旅行に使うものであり、製造こうていならば、通常は製造「工程」である。
紛らわしいことに、製品出荷スケジュール図のことをroad mapと呼ぶことがあるが、だからといって製造行程はおかしいだろう。
これ以外にも、IT用語では、Microsoft IMEのせいで内蔵を内臓とするのがはやったが、製造こうていについては、ATOKMS-IMEも正しく変換する。どうして目的地までの道のりになってしまったのだろう。
@ITも製造行程としている*2が、CNET Japanは、XP SP3のときは工程としていた*3
新聞社のサイトであっても、Webサイトでは、新聞ほど校正がしっかり行われないようだ。世界隅々まで自社で取材して記事を書けとは言わないが、見出しすら確認しないなら、ポータルサイトとの差別化はできない。
この書き込みを書いたことで、わたしのATOKは「製造行程」という変換パターンを覚えてしまった。今度は自分が間違えないように気をつけたい。