参議院は良識の府

2008年3月29日の千葉県知事選は、どう考えても森田候補と吉田候補との知名度の勝負であった。
吉田候補が第三セクターの社長だったことは選挙後に知った。小沢議員秘書の逮捕がなくても「民主党を応援したいから、吉田さんに入れよう」となっただろうか。それはないと思う。
しかし、民主党は小沢問題の影響と言ってしまう。代表をはじめ、大物入りしたことが効かなかったと思っているだろうが、青島都知事以来、本人の潜在能力で首長選挙は決まっているのである。堂本現知事は議員時代の知名度が低かったが、古い政治を打破する女性候補という看板があった*1
マスコミももちろん西松、西松と言い続ける。麻生内閣支持率は改善、小沢問題が影響していますか? と世論調査で聞けばしているとみんな答えるだろう。
自民党も自分たちの勝利と思っているようだが、自主投票だったはずだ。潮目が変わったなんて、野党じみたことを言ってほしくない・・・と思っていたところ、尾辻会長の会見をNHK報道ステーションで見た。

  • (政府・与党の)支持率は格別上がったとは思っていません。
  • (小沢問題の)影響はありませんね。

小沢問題については別途、23日の会見で「起訴される、されないということでなく、潔く身を引くべきだ」と断じていて、その上で、知事選については「知名度の問題でしょう」と分析。その通りだ。参院自民党は浮かれていない。総選挙後に政権交代やむなしならば、野党と参院自民党連立政権を作ってほしい。

*1:打破できなかった...