小沢系議員

報道を見ていると、小沢元幹事長グループの民主党議員を悪者に仕立て上げるような論調が目立つ。
例えば9月の代表戦で菅直人首相を辞めさせるというのは、民主党参議院議員選挙で負けることを意味しているわけで、今から所属政党の敗北を期待するような発言を記者にするのはどういうことか。枝野さんに協力しないというのもどういうことか。「ほ〜ら、選挙はやっぱ小沢さんじゃないと勝てないじゃないか」という遠吠えを反小沢陣営にしたいのか。くだらない。
2010年6月の時点でやくざ抗争みたいなことをしているのは衆議院議員だろうか。選挙が行われる頃になったら忘れると思っているだろうが、今はインターネットがあるからどんどん毒をはいた結果は蓄積されている。自民党の派閥抗争よりも表に出てやるというのは民主党が開かれている証ということなのだろうか。情けない。
よほど小沢グループが、国民からの目が気にならないほど内向き思想なのだろうか。もしくは、マスコミが小沢元幹事長劣勢を機に誇張した取り上げ方をしているのか。
小沢グループに対する国民の不信を最大限高めておいて、執行部のクリーンさを引き立たせようとするのが作戦だったとしたら、そしてそれを小沢さんが仕掛けているとしたら、かなり高等な戦術だと思うが、もしそうだとしても国会が再開すればくだらない駆け引きなどすぐに忘れてしまう。残された国会の審議がどのように報道されるかに注目したい。