Googleで「モデム 返却」というキーワードで検索してみる。すると、ADSL接続サービスの契約を解除したときのモデムの返却方法がヒットする。いろいろなプロバイダーや通信事業者の案内文を読むことができる*1。
「レンタル機器の場合は返さないと違約金を取るぞ」とか、「掲載している電話番号は宅配業者向けであっておまえたちは伝票には書いてもらうが、その番号に問い合わせをするなよ」とか、いろいろ脅しておきながら、どの人から返したモデムなのかを明らかにする方法が載っていないことが多い。
一部の業者は「着払いの伝票を送りますから、箱に貼って送ってください」としている。これが正しい。さらに希望を加えるとするなら、伝票に差出人やその住所、ユーザーIDを印字してから送ってくれていれば、自分のモデムがきちんと届いたかどうかあとで確認することができるだろう。でも脅し文句と送付先住所と送付先電話番号しか書いていないプロバイダーはどうすればいいのか。
わたしは確かに返しましたから、これを読んだらお電話ください。
と紙に書いて入れておくのだろうか。
e-Accessは、同梱していただくものの一覧*2の中に
LANケーブル 各種ご利用ガイド 電話線
まで含めている。きちんと保管しているか怪しい人は少なくないだろうし、ケーブルの類は自分で交換してしまった人もいるだろう。だいたい
そんなもの、返却を受け入れたところで絶対に再利用するはずないだろっ
直下には
※モデム一式以外の物品(IP電話アダプターや私物など)を送付された場合、その物品は返却できません。ご注意ください。
何も確かめずに捨てると書いてあるではないか。
このページを作った人は、何も考えず、モデムのメーカーから利用者宛に送付する時の同梱物をリスト化したのだろうか。それとも、一部のどうでもいい消耗品がないことをねたに最後まで金をむしり取ろうとしているのだろうか。全く客のことを考えていない。通信業者の社員が、自宅で自社サービスに加入する人は多いだろうが、在籍中に自社サービスをやめる人というのはほとんどいないのだろう。自分たちがやったことがないからおかしさに気が付かないのだろう。
サポート充実、初期費用無料といった言葉にだまされず、
プロバイダーを決める前に、「モデム + 返却 + (プロバイダー名)」を検索してみよう。
*1:このようなページは、プロバイダーのトップページからだと探しにくい。Google先生ならばあっという間である
*2:http://www.eaccess.net/support/modem/returnmanner3-1.html