エレベーター設置駅

 駅で電車を待っていたとき、ホームの路線図を眺めていたら、多くの駅にエレベーターの印がついていた。
 駅の入口からプラットホームまでの間にエレベーターが設置されていることを示すもので、我が街にもバリアフリーが浸透していると思った。
 しかし、よく考えてみるとこの表示は厳密にはバリアフリー駅とは一致しない。
 例えば、ある駅は地上1階の駅で終着駅。改札口を通るとすぐにホームで、段差はひとつもない。この駅にはエレベーターの印がついていないがバリアフリー駅であろう。
 一方、駅のホームから駅出口まではいいが、駅を出たとたんに歩道が狭かったり放置自転車だらけだったりしたら、車いすの人はその駅を使えない。

バリアフリー改良済み駅に印をつけた方がいいのではないか。

 バリアフリーを名乗るからには、料金表だけでなく、時刻表や路線図も点字付きのものを用意し、駅員は筆談や手話、外国語会話も可能なように準備しておく。

国土交通省はエレベーターにしか補助金を出していないかな。