11年前に買った電卓

 久しぶりに使った後、机を見たら黒いインクのような汚れが付いている。しかしインクではなさそうだ。
 調べてみたら、電卓の底についているゴム足が溶けていた。
 外装はかなりお疲れのようだが、今時の安っぽいアジア製と違って、日本製でキータッチもしっかりしている。まだ現役である。
 昔はSHARP派とCASIO派がいて、SHARPはキーを押したときのカリカリと音がした。わたしのCASIO DS-20Lは押したときに音が小さいのが特徴である。計算に集中したいのに電卓がうるさいのが許せず*1、CASIOが好きだった。

情報不足

 初めてCASIOやSHARPのWebサイトで電卓の情報を検索してみた。利益が出ない分野だということは理解できるが扱いには失望した。「CASIO電卓総合案内ネット*2」は情報が充実しているように見えるが、せっかくWebなのだから寸法の比較が書かれていたり、機能比較表があったり、キー配置の原寸画像を全機種でダウンロード*3できたりできたりすればいいと思ったのに不十分である。売る気が見えない。SHARPニュースリリースが載せられているだけで、ショッピング・サイトでは関数電卓しか売っていない。電子辞書やZaurusに注力しているようだ。
 CASIOの「電卓の選び方」のページには、便利なキーの使い方の解説などを載せているが、そういうことではなくて電卓の使い方の観点からきちんと載せたらどうだろうか。電卓は見ないで打鍵するものだから*4、自分の手の大きさにあったものを選ぶということを説明すべきである。

*1:電卓はうるさいものである。よって大きな図書館には昔は電卓室があったりしたものだが、今はコンセント付きのパソコンルームといったところだろうか

*2:http://dentaku.casio.co.jp/

*3:例えば、http://www.casio.co.jp/edu/product/images/photo/closeup/az24se.jpg

*4:コンピューターでいうところのブラインド・タッチ