ワイヤレスキーボード

液晶テレビにPCをつなげた。ふつうのキーボードでは線が短すぎて、大画面を前にして目が疲れてしまうので、ワイヤレスキーボードを買ってきた。ミヨシ社のもので、なかなか調子がよい。
電池がすぐに切れるのではないかと心配だったが、意外ともちがよい。文字入力をするよりはネットを見るようなことが多いが、トラックボール内蔵なのでUSBポートに挿している受信機は受信中を示すランプがかなり点灯している。使用頻度にもよるのでここで具体的な数字は保証できないが、わたしの場合は毎日使うわけではないので数箇月は使えている。
PCにLinuxを導入してみた。特別なドライバーを使用しなくても、また、設定変更をしなくても

  • キーボード
  • トラックボール
  • 音量調節ボタン
  • ブラウザ・ショートカット・ボタン

これは問題なく使えた。ブラウザの「戻る」ボタン、「進む」ボタンのショートカットボタンは動かなかったが、キーボードでショートカット・キーを覚えれば問題ない。
市販のキーボードの多くはWindows対応としているが、使えないのはごく一部のキーであるだけかもしれないので、Linuxが対応OSに載っていなくても、あきらめずに試してみる価値はある*1
ちなみに、この日の投稿は、ワイヤレスキーボードをWiiにつなげて入力している。トラックボールが使えず、Wiiリモコンも併せて使う必要があるが、比較的快適に入力が可能だ。ローマ字かな入力モードでも「・」(なかぐろ)が「/」になってしまうのはいかがなものかとは思うが、これはキーボードのせいではないので、やむなしとする。

リビングPC

1台でパソコンにもテレビにもなるということで、リビング設置をコンセプトとしたPCがソニー富士通などから発売されたが、外観のデザイン優先で、仕様上の特徴はキーボードがワイヤレスであることだけだった。
しかし、今時の液晶テレビと、ふつうのノートパソコンとワイヤレスキーボードがあれば、同じことができる。3つばらばらに用意しなければならないが、ノートPCは以前は勉強や仕事で使っていたお古を使い回すことができる。
リビングPCは、各社数機種しかなく、仕様を自由に選べないし、テレビだけ仕様をあげたり、PCだけ機能を増やしたりするのは面倒である。ばらばらに用意するなら自分の好きなものを選べる。
なにより、ひとつの機能が壊れただけで他の機能も制約を受ける可能性がある。パソコンが使えなくなっただけなのに、本体を修理に出したらディスクに録画していたテレビも見られなくなるのはつらい。
今では、SHARPインターネットAQUOSが目立つ程度だ。テレビとパソコンの組み合わせの幅が他社より広く、消費者の自由度を高めている*2。他社は「パソコンのおまけ」「テレビも見られるパソコン」という感じでパソコンが主である。
かつて、居間に鎮座していたステレオセットがそうだった。レコード、カセット、ラジオ、CDなど、複数の機械がひとつになったもので、ラジカセしかない家の子からしたら憧れの的であったが、今ではプロユーザーだけのものだ。かわりにAV機器として成功しているのは、Play Station 3だけか。
情報機器としては、リビングPCの次に広まったのは、家庭またはSOFO向けの複合機。多くのプリンターメーカーが参入している。プリンター/FAX/スキャナー/OCRをひとつにまとめてしまったこの機械はどのような運命をたどるのだろうか。

*1:ただし、もしだめでも自己責任だし、店の人もあまりアドバイスしてくれないかもしれない

*2:ただし、店頭で値引き品を選ぼうとすると、セットが決められてしまっているようにも見える