公共料金支払いにQRコード決済が乱入

 公共分野では、クレジットカード業界ががんばって公金のクレジットカードを使ったインターネット決済のシステムを作ってきた。
 ただ、公共機関は手数料を市民の負担にした。公共機関として、クレジットカード会社に加盟店手数料を払う気はない。つなぎたければどうぞという姿勢だ。
 その前には、銀行業界がインターネットバンキングでコンビニ支払い票の処理を自宅でできるペイジー(Pay-easy)なる仕組みを作った。
 ここに割り込んできたのがQRコード決済。今年2022年あたりから公共機関への浸透が始まった。
 最近見た申請手続きの手数料支払いに関する説明ページでは

とあった。これまで後発だったクレジットカードが一番下なのはわかるが、最後発のスマートフォン決済が一番上に書いてあった。そして、クレジットカード払いは手数料が発生しますとも書いてある。

これでは、クレジットカード払いをする人はいないよね

スマートフォン決済では、クレジットカードとつなげることができる。同じクレジットカードから引き落とせるのであれば、スキャンしてさくっと終わるスマートフォン決済を選ばない手はない。
クレジットカードやインターネットバンキング(ペイジー)は、画面が少々古臭くて、紙を見ながら番号を打ち込まなければいけない。

スマートフォン決済、ペイジー、クレジットカードはすべて生き残るのだろうか。
とりあえず紙が安心する人向けに、コンビニ決済は生き残るであろう。
クレジットカードは自宅決済では難しくても、店頭での支払いではまだ通用する。
ただし、ペイジーはもう役目が終わったのではないかと思う。