TOKYO 2020のチケットをWebから申し込んだ。電話認証を行った後で画面が閉じられてしまい、申込みが成立しなかった。理由はよくわからない。もう一度買おうとしたらカートの中に申し込んだチケットの情報が残っていたので手間ではなかったが、少し怖かった。
怖いといえば、もらったメールの題名や内容に統一感がない。IDの登録を含め3回メールをもらったが、それぞれの差出人とタイトルを以下に示す。
# | 差出人 | 題名 |
---|---|---|
1 | TOKYO 2020 ID | [TOKYO 2020 ID]仮登録完了と本登録のお願い |
2 | TOKYO 2020 ID | [TOKYO 2020 ID] 本登録完了のお知らせ |
3 | Tokyo 2020 | [東京2020オリンピック] チケット申込完了のお知らせ |
1は、「完了」は状態で、「お願い」は動作であるから、助詞「と」でつなげてはいけない。仮登録完了と登録との両方がお願いに係るとするならば、意味が変わってしまう。以下のような表現の方がいい。
- 仮登録完了のお知らせ(続けて本登録が必要です)
- 本登録のお願い
- 仮登録完了に伴う本登録のお願い
日本人が作っていないのだろうか。
2は、1と比べると題名の括弧の後ろに半角スペースが入っている。なぜ書式を変えたのか。
3は、差出人も変わってしまい、括弧の中身も変わってしまっている。こうなると作った人が違うとしか思えない。そして同じ人のレビューを受けていない。
終盤段階で、まともな教育を受けた人が構築を行っていればシステムテストというものを実施する。本番でそのまま使う状態でシステムを可動し、利用者が本番と同じように操作をする。メールについては1、2、3を受け取るための操作を通しで行い、今回わたしが受信したのと同じようにメールを受け取っているはずである。まあ意味が通るからいいかということになったのか。
このサイトでは偽チケットに注意するよう喚起しているので、偽物を思わせるような仕様は一切排除しなければならないはずであるが、1、2、3を受け取ったらどれかは偽物と疑うのが正しい感覚だと思う。偽物と思わせるようなアプリケーションを公式サイトでリリースしてはいけないと思う。
どうしてこんなふうになっちゃったのか。
このサイトは、最大で数十万円もの決済を行うためのサイトである。もしかして本当に偽物にアクセスしてしまったのだろうか。