受験写真

 受験票には、写真印画紙に焼いた写真でないといけないというルールがある。なぜか。
 プリント倶楽部ではだめだというのは理解できるが、写真店で証明写真を依頼するときもデジタルカメラで撮ってプリンターで印刷している。しかし、自宅のプリンターで普通紙に印刷したものは認められない。何かの既得権益上の問題なのだろうか。
 昔、パスポートを申請しようとしたら持参した写真ではだめだと言われ、窓口の人から下の階で撮って来いと言われた。行ってみるとそこにあったのはインスタントの証明写真機。なぜ公的機関であるパスポートの申請窓口と、写真機設置業者が癒着しているのかよくわからなった。そして、機械から出てきた写真と持参した写真を比べても何がいけないのかも理解できなかった。
 受験申し込みがインターネットから可能なのだから、申し込み時に写真をアップロードできるようにしてほしい。検定試験では受験者から回収した受験票の写真を読み取って証書に印刷してくれるサービスがあるが、その読取機を買うくらいならネットで写真を受け付けるサービスをやってほしい。
 そもそも、写真もさることながら実物の方がいくらでも外見を変えられる。指紋や虹彩で認証するならともかく、写真で本人確認するというのは替え玉受験の防止にどれだけ効果的なのだろうか。