わたしなりの景気判断

外食するとなかなかオーダー取りに来ないし、間違えるし、食事が出るのは遅いし、会計も遅い。遅いのに走ってこない。それが1店だけではない。経費削減で人手削減しているというところは理解できるが、せめて謝ったらどうかね。客は来ないし人は減っているなら、接客がきちんとできない店は市場から淘汰されてもいいと思うのだが、そんなことにはなっていない。
何度か行った弁当屋は、レジの前まで言っても「いらっしゃいませ」すらなく、厨房から誰も出てこない。今時の弁当屋は、わざわざその店を選んで訪ねてきた客が「すみません」と呼ばないと注文させてもらえないのか。チェーン店なので特別おいしいというわけでもないのに、どうして潰れないのか。わたしはもう絶対行かない。
これほどまでではないが、スーパーはどこも人が減ってとても忙しそうな印象を受ける。働く人たちに余裕がなくて、客を遠ざけている業種は少なくないのではないか。
衣料品店に行くと、お客さまぁ〜どうか買って買ってぇ〜というオーラが少しつらい。客として来たのに、こちらまでつらい。悪く言うと、がめつさ丸出し。高価格帯の家具屋や自動車販売店はもっとすごいだろう。
そして、タクシーの運転手。悪貨が良貨を駆逐する典型的な業界。法人タクシーはどんどん悪くなるばかり。手を挙げても止まらない*1、道は知らない、夜の繁華街では道をふさぐほど押し寄せる、二重三重駐車で渋滞発生、そこで乗ってもなかなか繁華街から出られない。
カーナビを載せていて、有名スポットまでお願いしても「道を知らない」と言いのける。走行しながらXX県XX市XX町XX丁目までカーナビに入れろとは言わないが、例えば「XX県庁」だったらすぐ検索できるだろう。待ち時間が長いなら、ぼーっと待っていないでカーナビ操作の練習くらいしたらいいのに。行き先にランドマークを指定して、「次の交差点をみぎっ」とか言わされることがあると、半額にしろと言いたくなる。
不況は、新しいイノベーションが開花するとも言うが、とりあえず実感するのは身の回りで受けるサービスが微妙になったことだ。まだまだ世の中余裕があるという可能性もある。しかし、不況とはこういうものなのかな、とも思ってきた。サービスの質が落ちるのが不況なら、それこそ早く終わってほしい。

*1:疲れていて道ばたにすら目がいっていないみたい