ドラゴンクエストソード さらにつづき

 前回、

迷路と宝箱さがしへの依存をかなり減らしている。ドラクエといえばダンジョンだったが、今回は多少の分岐はあっても、ほとんど前に進むだけだ。あれこれさまようのではなく、順番通りに組まれたストーリーを楽しむゲームになった。
 ディスクは大容量化が進むが、どんどん単純化していく。難しいゲームにユーザーがついていけなくなっているのだろうか。

と書いたが、よく考えたら、どんなにダンジョンを複雑にし、洞窟や塔のマップを大きくしても、ユーザーは楽しめない。なぜなら攻略本の普及で、ユーザーは早解きゲーマーの指示に従って動かすだけの時間が増えるだけだから。それよりは、迫力ある画像と意外なストーリーに驚き、感動してほしいと制作者は考えるのであろう。
 攻略本を買わなくても、発売早々すでにインターネットに攻略サイトができている。発売直後に第一人者を狙えば、アフェリエイトの収入も増えるから、ますます立ち上げまでの時間が短くなっている。今では発売前から立ち上がっている。公式攻略本なんてそのうち売れなくなる。良くも悪くも便利な世の中になったものだ。
 ところで、周りの人間が声を出してしゃべるようになったが、一方で主人公というか、自分が全くしゃべらないので違和感がある。剣を振り回すシステムを採用したため、画面から勇者の姿がほとんど出なくなった。ドラクエなのだから、本当は、主人はいつも画面の真ん中にいて、周りのキャラと同様にしゃべってほしいなと思う。ただ、それだと戦闘シーンが

初期のファイナルファンタジーっぽくなってしまうね。

どうしよう。