ぴろりろりん

 人が入り口を通ると鳴るアラームを設置している店は少なくない。初めて聞いたのは人通り少ない道にあった文房具店で、店に入ると音が鳴って奥から店の人が出てくるのを見て「合理的だな」と思ったものだ。
 この前、レストランに入ったらスピーカーの前の席へ通された。昼間は繁盛している店でしょっちゅう人が来るからピロピロ鳴りっぱなしなのだが、店員が音に合わせて出てくることがない。
 混んでいるときは、店の中まで人が入ってきても、席がないことを知って去る客もいる。時間を惜しんでいる客を引き留めてもあまり効果がないから、入店と同時に客の前に駆け寄って引き留めるよりも、テーブルで待っている客に注文の食事を早く持って行くことが優先される*1。よって、テーブルにおしぼりと水を置いたかどうかだけで顧客入店時管理が行われているようで、アラームは全く使われていないようであった。
 すると、自分は何でしょっちゅうピロピロリンを聞かされなければならないのかと思った。ふとテーブルを見ると「携帯電話の着信音はマナーモードにしましょう」だそうな。腹が立ってきた。

使わないなら電源を切ったらどうだ。やかまし

*1:早く食事を出せば、厨房での滞留が減るだけではなく、早く食べ終わり、早く席が空くから機会損失を減らすことがにつながる