アジアカップ決勝戦

 川口よかった。玉田の3点目、思わず飛び跳ねて喜んでしまいました。
 でもいちばんよかったのは、テレビ朝日の田畑アナウンサーの実況が悪くなかったこと。
 在京民放各局の中には、アナウンサーがまじめにスポーツ中継せず、試合や解説者そっちのけでひとり絶叫大会をしている局がありますが、何を考えているのでしょうか。福澤さんと古舘さんはいいです。彼らはエンターテイナーです。でも他の人が彼らのまねをしても無理です。絶叫はカラオケボックスでお願いします。電波の無駄遣いですから。巨人戦の視聴率低下を、若い世代の関心離れのせいにしないでください。間違いなく!テレビ自身のせいです。
 東京の民放では、チャンネルの数字が大きい方がいいですね。テレビ朝日は比較的いいと思います。Webを調べていると、今回のアジアカップでも、アナウンサーによってはひどかったそうです*1。ただ、決勝戦はよかったよ。
 大事なのは、間を置いて実況することです。主役は選手です。話す話題がつきたときには、選手のおいたちやデータといったうんちくをひけらかすのではなく、たまには黙っていてください。うんちくで勝負したいならば、くりーむしちゅーの上田さんレベルまで行かなければ許しません。アナウンサーはお笑いタレントではないので、沈黙は悪だと思わなくて結構です。
 ところで、セルジオ越後さんは、選手をべたぼめしていましたね。わたしも日本選手には文句はありませんが、ラモスだったら「うかれるな」と言ってくれたかもしれません。

*1:ひどかったとされる某アナウンサーさんは、たぶん、ニュースステーション川平慈英と張り合っているうちにアナウンサーであることを忘れてしまったのでしょう。アナウンサーは、持ち味はその局の伝統を生かし、正確性で競うべきですが、タレントと目立ち勝負を始めるならとっとと局アナなんてやめるべきです。そのうち「アナウンサー - 実況か絶叫か格付け」をやりたいと思います