2025年4月21日。
パナソニックが、自社製エアコン「エオリア」とスマートスピーカーとの連携を終了すると発表。
平素はパナソニック製品およびサービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたび、パナソニックエアコンとの連携が可能な、「スマートスピーカー連携」のサービス提供を、2025年9月16日をもちまして終了させていただく運びとなりました。
ご愛用の皆様には、ご不便、ご迷惑をおかけしますが、何卒、ご理解のほどよろしくお願いします。■詳細
サービス終了:2025年9月16日
・スマートスピーカー連携は、2025年9月15日まで使用できますが、2025年9月16日以降、音声操作、機器の操作設定などの機能が全て使えなくなります。
・現在エオリア アプリで提供しているエアコンの遠隔操作などの機能は、これまで通りエオリア アプリからご利用いただけます。
詳しくは、下記Webサイトに掲載しましたス マートスピーカー連携終了のお知らせをご覧く ださい。
とあったので、URLリンクからアクセスしたところ、上記と全く同じ文字列が並んでいた。
全然詳しくない。
終わっているな、と思った。
ラジオ放送、CD、DVD。
しぶとく生き残っているものがあるわけで、規格が古いものは必ず終わるというわけでもない。
レコードみたいにしぶとく生き残る可能性もあるが、コンピューターには保守終了という悲しい現実がある。
ハードウェアとクラウドサービスの両方がなければいけないので、片方だけ復刻させたところで利用できない。
反応がない
なぜ人気が出なかったのだろう。
上記のエアコンについて言えば、
本体付属のリモコン以外で操作すると、リモコンの表示と実際の設定にずれが生じる。
操作をすると本体は「ピッ」と鳴って応答してくれるが、操作結果を復唱してくれることはない。
声で反応してくれることには一定の便利さを感じるが、リアルタイムで反応がない。
「はい、わかりました。自動モードで、設定温度は26度。強風で、上下左右にスイングします・・・」
近くでテレビを見ている人には迷惑である。
その情報が必要だったとしても、今聞きたいことを常に最初に言ってくれるとは限らない。
知りたい情報をしゃべってくれるまで待たなければならない。
耳で確認しなければならないのはおっくうでもある。
一方、リモコンに代表される手操作の場合は、手で操作しながら、目を使ってその場で確認できる。
目の悪い人はなんとなくで操作しているとは思うのだが、確認したくなったら目をこらして、あるいは眼鏡をかけて見ればいいのである。
サービス継続となるスマホのエオリアアプリについては、リモコンの表示と実際の設定にずれが生じる欠点は同じではあるが、
スマートフォンを見れば目で確認できるので、アプリを使いたい人にとっては問題ない。
覚えてくれない
家庭用スマートスピーカーでもユーザーの聞き分けをしてくれるみたいではあるが、現実には声色だけで人の区別をできるようにはなっていない。
生成AIに、突然「いつものあれ、よろしく」と入れてみたところ、苦しみながらも返事を返してくれたが、
スマートスピーカーは「すみません」というだけだと思う。
人間は身近な人と会話をするときに、「例のあれ」「さっきと同じように」「いつものやつ」で通じるのだが、
スマートスピーカーはいまだに「おーけーぐーぐる」「あれくさ」と呼んであげないといけない。
LINEクローバーは・・・まだ使っている人がいるのかな。
用件だけではなく、お前に向かって話しているんだと言い聞かせないといけない。
生成AI実装を待っている
ただ、AlexaやGoogle Homeアプリをバージョンアップした何かが今後出てくるのだろうとは思う。
スマートスピーカーはそのうちお話相手、壁打ち相手デバイスになっていくのではないかと思っているので、その日を待ちたいと思う。