家庭用LAN高速化

来年2020年は家庭でもギガビットイーサネットを超えるLANが普及し始めるだろう。

高規格の採用によって得られる効果は、厳密には大容量化である。高速道路の車線が増えることに例えられるが、車線が増えても走るトラックの最高速度が上がるわけではない。ただ、高速道路と違うのは、ネットで動画などを見るには大量の荷物を受け取る必要があって、ひとつのことをするには大量のトラックの到着を待つ必要がある。車線が多い方が渋滞せずに全体の到着が早まるので高速化されることも多い。なお、他の通信に邪魔されなければ普通のメール程度のデータ通信であれば高速化されない。

LANが速くなっても2.5G程度であれば今までのギガビットイーサネットのケーブルは使えるので、高速化するならしたい箇所を中心に高めることになる。パソコンの他に、ブロードバンド回線、ネットワーク機器、NASの4点がネットワーク増強候補として考えられる。

ブロードバンド回線の2G、10Gのサービスは、回線共有のために実質の提供速度が遅い地域で実質速度を1Gに近づけるためのものかと思っていたが、金融商品取引やゲームのプロの方にとっては必要な速度のようだ。

なお、映像関係では4Kテレビ映像をネットで視聴するのには1Gでも十分だ。ただ、自分で4K映像を編集などして、NASに保存したいならばパソコンとNASの間を高速化すれば転送の待ち時間が減る。

パソコンはWindowsがしばらく10のままで機能拡張を続けていくとのこと。いまほWindows 7の延長サポート切れが迫っているが、同じように買い替えを迫られにくくなっている。次は何によって買い替えが必要になるのかと思っていたところ。ネットワーク高速化という需要が出てきたのかもしれない。

動画やるならMacですって? まあそうかも。