東京メトロの看板はしょせん飾りである

2015年7月29日の小見出しを見出しに昇格。
きょう見かけたのは駅ホームに設置してある地図と周辺施設一覧。最近新基準に沿って造り直された物だ。
バス乗り場について、○○系統のXX行きが8番とか、別のYY行きが5番とか書いてある。てっきりバス停の番号かと思ったらよくよく見ると地下鉄の出口番号である。
駅の利用者は8番の番号が付いた階段を上った後、迷わずバス停にたどり着くことができると思っているらしい。最近は出口の階段付近に小さい地図が設置されるようになったが、そもそも地下鉄を降りた客は東西南北の感覚が不安定になっているから階段周辺だけ拡大された地図を貼られてもよくわからない。そして、多くの人が地図が貼られている事ことも知らないのではないか。一部の区が、ご丁寧に地下鉄の駅出口周辺に地図を置くようになってきていて、ようやくそれで自分がどこにいるかわかる仕組みになっているが、その時わかった場合はたまに出口を間違えていたりする。ただし自治体設置の地図にはバス乗り場の案内までは載っていない。
バスターミナルがない駅でバス停に番号がついていないのはバス会社の責任ではあるが、バス乗り場の案内をするならバス停の地図も掲載するべきなのではないか。ところが、隣にある大型の地図にはバス停の標示がない。周辺地図ではバス停を表記しないことになっているからである。そして、枠一杯の地図と枠一杯の周辺施設一覧が書かれているから余白に地図を貼ることもできない。よって、何のためにガイドしているのかわからないものとなっている。ZZ駅行きのバスでZZ駅に行くくらいなら、都バスではなくて東京メトロで、ということか。
混雑率は一向に下がらないのに、東京メトロはこんなくだらないものにお金を使っている。今年は模倣疑惑のデザイナーが話題になったが、東京メトロに雇われているデザイナーはいったい何をしているのか不思議である。そしてそこにお金を払っている人たちは何を考えているのだろうか。