議論を押さえ込んでも無駄

自民党リベラル派による小林よしのり氏の講演をやめさせたら、安倍応援団の百田氏が毒舌を吐いてしまった。両方同日に発言が行われていたらどういう配分で報道されていたのだろうか。少なくても多少は分散されていたはずであり、百田氏や与党へのダメージは少なかったのではないかと思われる。
言いたい人の口をつぐんでも無駄だと思う。話そうと思っていたエネルギーがなくなるわけではないのだから別の形で現れるのが必然である。あのとき押さえ込まれたという事実は残るので、むしろエネルギーは蓄積されてしまう。
百田氏にあえて炎上するようにそそのかして、言論弾圧の声を下げようとしたのであれば高等戦術だなとは思うが、結果としてうまくいっていない。
沖縄の新聞を本当にこらしめたいと思っていたとしても、とっくの昔から斜陽とわかっているのだから、あえて潰しにかかる必要はなかろう。