有効期限延長

交通系ICカードはすっかり定着。自動改札におけるオートチャージ開始当初に設定されたカードでは有効期限切れを迎えようとしている。駅でも掲示を見かけるようになった。
パスモの「オートチャージサービスの有効期限延長お手続きのお知らせ」更新に関する案内を受け取ったが疑問だらけである。

  • 有効期限の更新はカードの有効期限切れ1週間前から受け付けとのこと。更新定期券ですら2週間前から受け付けるのに、日付を書き換えるだけの作業の受付がなぜそんなに短いのか。
  • クレジットカードは勝手に送ってきてくれるのにどうしてわざわざ手続きが必要なのか。
  • クレジットカードが送られてくるのは有効期限切れ1箇月前なので、翌月末に延長届出をしなければならない。有効期限が更新されたクレジットカードが届いたらすぐに手続きできるようにしてくれてもいいのではないか。
  • わずか1週間の期間が過ぎると、オートチャージが停止されてしまう。それを駅で気づいてもクレジットカードに同封されているお知らせを持っていないと手続きができないという。有効期限延長手続きを駅員に教育すればお知らせの持参は不要なのではないか。
  • 延長手続きは券売機でも対応のようだが、一部の駅のみ対応だという。「一部の駅」なんて書かずに、対応する券売機を全部または一部の駅に設置済みの事業者だけでも全駅書けばいいのではないか。客を呼び出そうとしているのに手抜きが過ぎるのではないか。
役所みたい

こんなひどい事務運用設計をした業者はどこなのか。
パスモはクレジットカード事業はほとんどやっていなくて、鉄道・バス各社にカードや電子マネー機能を提供するだけである。自ら営業しなくても勝手に客が集まる会社は楽でうらやましい。
PASMOSuicaとの競争を意識してほしい。Suicaは手続き方法までWebで案内している。
http://www.jreast.co.jp/card/function/autocharge/extension_suica.html