ニンテンドー3DS発表

任天堂の携帯ゲーム機が2012年春に3Dになる。
3Dテレビと同時期に出たらインパクトがあっただろうが、3Dがぜひともほしいという大人はテレビを買っているだろうし、リメイクのゲームが多いから、3Dで出る新しいゲームタイトルを期待する子供はいないだろう。今の段階では微妙である。発売までにさらに情報が出てくることを期待したい。
2010年10月1日の東京新聞によると、3Dテレビの値崩れがメーカーの期待に反して激しいという。3Dはすごいけど、3Dで見たいコンテンツが具体的が思いつかない。フェラーリはすごいけど、フェラーリに乗って行きたいところがあるわけではないのと同じ感覚だ。カラーテレビは大きな発展だったろうし、ハイビジョンテレビはとても感動したが、どうして3Dにはわくわくしないのだろうか。
3D映像は驚かされるが見ていて疲れる。目が慣れないということもあるだろうが、わたしを含め、テレビの視聴者がいつも迫力ある映像を求めていないのだろう。テレビははらはらどきどきしながら見るようなものばかりではない。それならそういうものを欲したときに映画館に行けばいい。だから、3Dが見たい人しか今すぐ買い換えたいと思わない。
そもそも、テレビのコンテンツに対してそれほど期待していないのかもしれない。テレビでなくてもいろいろな場所で映像は見られる。いや、都会ではどこに行っても映像だらけだ。街中でも電車の中でもモニターだらけである。新しい刺激を与えるために映像は過激になっているが、人間がそれを受け止められなくなっているのではないか。
ただ、これは20世紀の人間の感覚かもしれない。10年後にこの書き込みを読んだわたしはどう思うだろうか。