ソニー 続き

2009年11月16日に酷評したソニーFelica関連ソフトウェア*1。その後、スタートアップから「Felicaランチャー」というショートカットを削除して使っているが、Suica公的個人認証証明書を使う上で全く問題が発生していない。
Windowsボタン(旧スタートボタン)からFelicaポート→Felicaランチャーを選ぶと、次のメッセージ(図1)があらわれる。
図1
それから少し経って、↓このメッセージ(図2)が現れる。
図2
もし、スタートアップにFelicaランチャーを復活させれば、毎回起動時にこれが出て邪魔されることになる。絶対に「はい」にするわけにはいかない。
さて、12月末現在では、http://www.sony.co.jp/Products/felica/pcrw/fsc_dl.htmlというサイトで「2009/12/25」という日付が掲載されている。この日付がどの部分をさすのかよくわからないが、にFeliCaポートソフトウェアVer4.3.8.0というバージョンになっている。Felicaランチャーのいたずらが解消されているかもしれないのでインストールしてみる。作業前のバージョンは4.3.7.3であった。
上述のサイトには

2.0以上のバージョンがインストールされている場合は、(中略)「はい(Y)」をクリックすると、バージョンアップインストールが行われます。

と書いてあるので、指示に従う。すると、インストール処理は正常終了したが、こういう画面(図3)がランチャー起動時に現れるようになり、Edy Viewerなどが使えなくなった。
図3
わたしの環境での当初の不具合は、

公的個人認証ICカードFelicaポートに乗せた状態でログオンすると、図2が現れる

という現象だったが、

どのような状態でもランチャーを起動すると図3が現れる

となった。
少し焦った。改善しない予感はしていたが、悪くなるとは思っていなかった。古いバージョンのインストーラーなんて保管していない。ランチャーのショートカットはスタートアップに保存されているので、毎回のログオン時にも出る。困ったものである。
Webサイトの説明書きに従わず、アンインストール→再起動→再インストールを試みた。すると、

直った。

いろいろコンピューター内を調べてみると、スタートメニューの「Felicaランチャー」が消えていた。旧バージョンのFelicaランチャーショートカットの残骸が悪さをしていたようだ。Felicaランチャーとポートのドライバーは別々に作られていて、互いが勝手にバージョン管理をしているのだろう。バージョンの整合性確認ができていないのではないか。そうでなければ、図3のようなユーザーお手上げのエラーメッセージは出さないはずだ。
これ以上実験したらコンピューターが動かなくなってしまうかもしれないので、最新のFelicaランチャーを再導入するのはやめることにした。改めて問うが、

ちゃんとソフトウェアのテストをしているのか?!

ソフトを作っているのがソニーなのか、ソニーの下請けか孫請けかはよくわからない。しかし、ソニーの管理体制はどうなっているのか。どうも、Felicaランチャー*2だけの問題にも思えてきたが、詳細はよくわからない。
少し厳しいかもしれないが、Felicaランチャーをあきらめることで、結果的には改善したので今後に期待したい。

  • 改善点1: 図2、3がでなくなった。
  • 改善点2: ソニーのソフトウェアをスタートアップフォルダから削除できた。