政争の具

2007年の、日本銀行総裁人事案不同意の頃から、この言葉が気になるようになった。
与野党が争うことを批判しても仕方がない。競争がなければどんな業界だって発展しない。与野党の争いが審議引き延ばし、議会運営空転でしか目に見えないところに問題がある。テレビ番組でタレントやコメンテーターに「政争の具」と言わせていることがあるが、そんなところしか報道しないテレビの方が問題だ。
 真っ昼間に国会中継を見る以外に、与野党の主張の違いを詳しく解説してくれるメディアはないのか。大相撲ダイジェストがあるのだから深夜に国会中継ダイジェストがあってもいいのではないか。
「政争の具にして、国民のことを全然考えていないような気がする」と言ってみたところで、では与党はどうしたらいいの。野党はどうしたらいいの。もう少し具体的に批判してくれないかな。
議員を評価する指標を変えた方がいいと思う。例えば、

  • 自分で考えて公表している政策の充実度
  • 自分の政策を党議拘束によって採決直前*1にねじ曲げない割合

*1:党内で議論を尽くして主張を変えるのはいいことだと思う。問題は、採決前に突然主張が変わること