右側通行

久々に東京に来た。今、都営大江戸線門前仲町駅にいる。
この駅の特徴は

ここは右側通行

という表示が通路のあちこちに見られることだ。
東京では、公共の場所では右側通行が原則で、左側通行の場所にのみ「ここは左側通行」と掲示されるのが原則である。右側通行ならば掲示はないはずである。
しかしここは、比較的新しい駅なのに階段の幅が狭く設計されていて、乗り換え客が殺到したときの混雑回避を狙っているようだ。
電車を待つ間、わたしはその場所を長い間観察してみたが、誰も右側通行は守っていない(平日夜)。日頃から思っているが、東京では

掲示は右側、実際は左側

である。間違いない。それを理解しないよそ者が掲示通りに右側通行しようとすると誰かにぶつかる。
基本的な考え方は道路の車両と同じである。エスカレーターや動く歩道で2車線ある場合は右側が追越車線。そして歩道では左側通行となる。
小学校では「廊下は静かに右側歩こう」と習ったが、多くの人は左側が好きなようだ。