主要国首脳会議

日本の影が薄いとか、海外のニュースでもトップ・ニュースで取り上げられていないとか、ニュースは言いたい放題である。
でも、日本国民や日本のマスコミだって、他国でサミットをやっているときはそれほど注目していないではないか。
歴史の教科書を読むと、次から次へと世界の歴史は変わっているように見えるし、「世界はめまぐるしく変わっている」と思うときもあるが、歴史は変えようと思ったときにはなかなか変わらないものである。多くの準備費用と多くの事前折衝を重ねたからといって、それなりの成果があるとは限らないのである。
抗議デモをしている人たちは、一部の国が世界を代表するなんておこがましいとして反対するが、今や何も決められないのだから反対派の思うとおりになってしまっている。
列強が集まって物事を決めるというときに、世界平和や貧困救済につながるものがあっただろうか。密談でひどいことを決めるよりはましである。公開で議論を行い、害にならないことだけ決めたというのだから上出来ではないか。
どこかの国が強い力を発揮しないと、世界の歴史は進まない。
食糧争奪や資源の取り合いが始まっている中で、エセ環境保護勢力を喜ばせるような温暖化を取り上げている場合ではない。本当は連日警戒している警察官が苦労している分だけ成果があるといいのだが。