テロを考える

 かつて、日本にも過激派がいた。過激派の活動は、世間を騒がせるだけで思想を政治や行政に反映させる力がなかった。
 テロは、大変効率が悪い。時には人命も落としかねないのに、そこまでして結果が伴わないというのは手段としては実にむなしい。
 相手は自分たちの組織をつぶしにかかるし、自分たちの組織もメンバーの死亡や検挙で勢力を弱める。
 テロ活動自体が目的になっているのではないかと疑わざるを得ない。