Windows XPのTips - ネットワークドライブ接続の設定を再利用する。

 WIndows XPクライアントからファイル・サーバーを「\\(サーバー名)\(共有名)」で指定して、ネットワーク・ドライブを割り当てて接続していたが、ファイル・サーバーを交換してID・パスワードを取り替えたら既存の共有では接続できなくなった。
 共有をいったん解除して作り直せばいいが、オフライン・フォルダを作成していたので同期をもう一度やり直すのは面倒くさい。
 そこで、Windows XPに対して新しいサーバーへの接続を、古いサーバーへの接続へと勘違いさせる設定はないか考えてみた。(この説明を参考にした結果、コンピューターに不具合を与えたり、なんらかの損害を被ったりした場合に、当方では責任を負いかねます。コンピューターの設定変更は、事前に設定及びデータのバックアップを取得するとともに、うまくいかなかったときに元に戻す方法をあらかじめ確認しておいてから行いましょう)

  1. 古いサーバーのIPアドレスを変えて、新しいサーバーのIPアドレスを古いサーバーのもとのアドレスと同じにする。
  2. Windowsクライアントのレジストリエディタを開く。スタートメニューの「ファイル名を指定して実行(R)」から、「regedit」と入力。
  3. レジストリエディタで「HKEY_CURRENT_USER\Network\(ネットワークドライブレター)」を開く。
  4. 右側に現れるキーの一覧から、名前が「UserName」になっている行を探して消す。
  5. 右側のペインで右クリックしてメニューを表示させ「新規(N)」→「文字列値(S)」を選ぶ。
  6. 新しく現れた行の「新しい値 #1」を「UserName」に置き換える。
  7. 「UserName」をダブルクリックする。
  8. 「文字列の編集」ウィンドウの「値のデータ(V)」欄に新しいユーザーIDを入力する。

 設定前は、正しいID及びパスワードを入力しても、マイコンピュータやエクスプローラーから「(ネットワークドライブレター):\は利用できない場所を参照しています。このコンピュータのハード ドライブ上、またはネットワーク上を参照している可能性があります。・・・」というウィンドウが現れて接続に失敗するが、設定後はアクセスできるようになる。