大音響は必要か

九州でJRに乗ったら、ゆったりしていてよかった。
新大阪より西の新幹線はグリーン車でなくても4人掛けの車輌がある。つばめ号はひじかけが隣の人と共有ではない。各駅停車だがむしろ選んで乗りたい。また、特急に乗っているとき、乗車中に発車ベルを聞くことはないし、駅員が駅のマイクで酔っ払いのカラオケ大会みたいなことをすることはない。時間が来たら静かに発車してくれる。
自動音声のあとに車掌が同じ内容を復唱するという悪習は地方にも飛び火していたが、でもさほど気にならない。音量が控えめだからである。
普通列車で床に座るなという注意と、特急列車で座席ポケットの乗車券を忘れるなという注意は各駅ごとにあってわずらわしいが、それでも音量が控えめなだけましである。駆け込み乗車はおやめ下さいという説教を発車前に駆け込ませる*1首都圏とは違う。あなたたちがやかましくて乗客を駆り立てているから駆け込み乗車がなくならないのに。
JR東日本は千葉駅で発車サイン音の省略をしているのだから、他の駅でもできるのではないか。乗っている人にまでメロディを押しつける必要があるのか。どうしても伝えたいなら発車します、と一言言えばいいのではないか。東京メトロはどうして大音響が好きなのか。快速電車の通過待ちがあると繰り返す必要がどこにあるのか。通過待ちがあったところで、3分くらいしか遅れないのだし。
小池都知事時差Bizに対して、お付き合い程度の優等列車増発でお茶を濁す会社が多い。職員にゆとりを持たせれば、乗客ももう少しストレスなく通勤通学できるのに。

*1:発車してしまうと走行音が大きくて大音響でも聞こえにくいし、すぐに注意したいという車掌が増えているように感じる

時刻表

書籍の電子化に伴い、

  • 辞書は紙の方が引きやすい、いや、電子辞書の方が今や使いやすい
  • 漫画は紙の方が読みやすい、いや、無料アプリもあって電子でも問題ない

といった葛藤がこれまでもあった。

鉄道の場合

久しぶりに鉄道の時刻表を買った。時刻表は紙の方が引きやすいなと思った。明確に時間や条件が決まっているときは検索サイトの方が便利だが、なんとなく眺めたいときは従来のJR時刻表JTB時刻表がいいと思う。タブレットでも電子版が使えるが、操作方法が慣れない。
ただ、紙の時刻表は旅行の時に持ち歩けない。冊子を解体して必要な路線だけ抜き出してみた。

  1. 必要そうな路線分だけ自炊してPDFでスマートフォンで保管
  2. 自炊後の紙をガチャック*1で止めて持参

旅行先で使ったのは紙だった。
すると、必要な路線分だけPDF原寸大で発売してくれれば、印刷して持って行くのだが、なんとかならないか。
音楽業界はアルバムの楽曲を曲単位で単品販売している。

路線バス・高速バスの場合

同じ乗り物でもバスは単品の時刻表になっているが、横長の表を横入れのPDFで提供する会社が少なくない。旅行先でPDFで読むのが大変つらい。ダウンロードするまでもつらいし、ダウンロードしてから適切な大きさに拡大するのもつらい。
バス会社の人は利用者目線で時刻表を読まないのか。
大手会社で一部停留所時刻表をダウンロードできるサイトは存在するが、大概は営業用で使っているようなものをみなさんにもあげますから読める人は読んで下さい、という上から目線である。
どうしてもPDFにしたければ、A4ではなく、スマホ画面サイズで作ってほしい。縦長の方がいいだろう。
バス会社は停留所掲示用に、全停留所分の時刻表を作っているはずなので、それをダウンロードできるようにしてくれれば問題ないのではないか。

*1:ステープラーなどのように穴を開けずに止められる、コクヨの文具