ドコモの災害用地図

災害用地図というスマートフォン向けアプリの紹介ページに「ダウンロード(無料)」と書いてあったのでクリックすると、「ご注意事項」に次のように書いてあった。

・本アプリのご利用には、ドコモ地図ナビサービスのお申し込み(有料)が必要となります。
(第2項 筆者略)
・ナビゲーションや乗換案内など一部の機能のご利用には、ドコモ地図ナビサービスのお申し込み(有料)が必要となります。
(以下 筆者略)

どう注意しろと言いたいのか。無料なのか有料なのか一部有料なのかさっぱりわからない。快晴ですが一部雨で降水確率100%と言われているようなものだ。
スマートフォンにおける課金のタイミングは、一般的に以下のパターンが考えられる。

  1. アプリを購入するときに課金される。
  2. ダウンロード時にパケット使用料が課金される。
  3. アプリを初回開いたときに有料サービスの契約を求められる。
  4. アプリを開いたときには無料だが、一部の機能を使おうとすると有料サービスの契約を求められる。

一般的に有料は3、一部有料は4をさす。同時に発生することはないと思う。それに有料サービスならば、ダウンロード(無料)という書き方は良くないと思う。ダウンロードのパケット通信料がかからないということなのだろうか。そうであってもそうでなくてもわかりにくい。
気持ちが悪いので端末購入時につけていたドコモ地図ナビサービスを解除することにした。
「ほとんどの客は読まないが、知らずに課金されて怒っている客への言い訳のためにとりあえず何でも書いておけ」という姿勢はよろしくないと思う。
無料と書きたいときは、以下の3種類に限定し、それ以外は無料という言葉自体を避けるべきだ。

  • ダウンロードパケット使用料免除、使用料有料ならば「ダウンロード無料(使用料有料)」
  • ダウンロードパケット使用料免除、追加課金一切なしならば「無料」
  • ダウンロード有料(定額プランなら追加課金なし)、追加課金一切なしならば「無料」※パケット利用料は別途かかります。

アプリについて

最初に地図をダウンロードする仕組みになっている。横浜郊外に住んでいるが、勤務先は東京という場合、横浜と東京の中間を中心点にしないと両方の地域をカバーする地図がダウンロードできない。ところが中心点は陸地ではなければならないという制約がある。
災害用地図なので「遠いところに通勤する人が、あらかじめダウンロードしておいた地図を見ながら帰る」という使い方を想定していると思うのだが、地図なしに帰れない人というのは遠くに通っているということを意味するわけだから、勤務先を中心点にしてしまうと自宅が地図に入らない可能性がある。
そしてわたしの場合、日常の行動範囲の中間は海の上である。
使えない。
ダウンロードの中心点と、アプリ起動時の地図の中心点は別の設定にすればいいのに。